表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/151

第90話 一歩前へ

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 僕たちは昨日の夕方、空から無事国境を越えて、アイビス独立国へ入国した。

 昨夜はリゼのぬくもりを感じてぐっすり眠ることができ、今朝は少し早く目が覚めてしまう。

 僕の左腕に抱きついているリゼの手を、優しく離してベッドから立ち上がる。


 カルラは既に起きていて、おそらく朝食の準備をしているのだろう。


 エルとクラウの方を見ると、いつものようにエルがクラウを抱き枕にしていた。

 幸せそうな寝顔のエル、苦しそうに呻くクラウ、いつもの光景だ。

 僕もエルの抱き枕になってみたいけど、Hカップを堪能して嬉しいのは一瞬と予想する。

 残りは朝まで締め付けられる苦しさと、興奮して一睡も出来ない辛さだろう。


 平家のキッチンに移動すると、カルラが驚いて僕を見ている。


「珍しいっすね。クリスっちが早起きなんて」

「なんか目が覚めてしまってね」

「いつもならリゼたんがクリスっちを離さないから、エルとクラウの後に起きてくるのに」


 カルラがニシシとからかうように笑った。


「カルラ、ホットコーヒーをもらえるかな。砂糖なしのミルク入りで」

「了解っす! てか、クリスっちはコーヒー飲めるんすね」

「意外だった? いつもはリゼに合わせているからね」


 しばらくするとカルラが、ホットコーヒーを持ってきてくれた。


「お待たせー。熱いから気をつけてくださいっす」

「ありがとう」


 僕は、颯爽とコーヒーカップを口に運ぶ。

 前世ではコーヒーが大好きだったのだ。

 香りは同じような感じだろうか……さて、味はどうかな?


「う、にがい……」

「大丈夫っすか?」

「うん。ミルクの追加をお願い」


 まだ12歳の僕には苦く感じるようだ。

 それともこの世界のコーヒーが、特別苦いのかもしれないが。

 そんなことをしていると、リゼとエルとクラウが起きてきたようだ。


 今日のリゼは、美しい銀髪を左右お団子ヘアにしていて、動物の耳のような形でとても可愛らしい。

 そしてラズベリー色の半袖ワンピースを着ており、スカートの丈は……ミニだった。


「ブホッ!」


 僕は、ミルクを追加したホットコーヒーを思わず噴き出してしまう。


「お兄様、大丈夫ですか!?」


 リゼが僕を心配して駆け寄ってくるが、スカートの裾がヒラヒラと揺れて、中が見えてしまいそうだ。


「だ、大丈夫。それより、そのワンピースは?」

「あー、これはレオナにもらったのですよ。私が水着をプレゼントしたら、お返しにくれました。どうですか?」


 リゼが首を傾げて笑みを零した。


「滅茶苦茶可愛いよ。リゼの奇麗な足が、より一層引き立っている。でも……」

「でも?」

「外では、着てほしくないかな」

「あー、それは大丈夫です。さすがに私も恥ずかしくて、外では着れません。これは、お兄様専用です」


 ハウッ! ミニワンピが僕専用というだけでもポイントが高いのに、さらにリゼが片眼を閉じて僕にウインクしている……うちの妹が超絶可愛いのだけど!

 僕は、もうノックアウト寸前だ。


「分かった……それを聞いて安心したよ」

「お兄様、もしかしてドキドキしましたか?」

「うん」


 僕は正直に答えた。


「やったー! エルの言う通りね。大成功だったわ」


 リゼが嬉しそうにエルと両手でハイタッチしている。

 最近リゼの中で、僕をドキドキさせることがマイブームのようだ。

 どんどん魅力的に成長しているリゼに、僕がノックアウトされる日は、近いのかもしれない。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




 朝食を食べ終えると僕たちは、平家から出て近くにあった木を観察している。

 僕が木を鑑定するとミカンだった。

 少し離れた場所にも、同じくらいに成長したミカンの木がある。

 通常なら来月あたりに実がなるらしい。


「丁度良いね。このミカンの木を使って、リゼが未収得の光魔法『ブレス』を試してみよう」


 ちなみに光魔法『ブレス』は、植物の育ちが良くなる魔法である。

 『ハイブレス』、『エクストラブレス』と上位の魔法ほど成長速度が速いと予想するが、どうだろうか。


「お兄様、私は何をすれば良いですか?」

「リゼは平家の近くにある方のミカンの木に、光魔法『ブレス』の呪文を唱えてもらう。少し離れた方にあるミカンの木は何もせずに放置して、成長の比較をしてみよう」


 リゼがコクリと頷いたので、僕は収納ボックスから大聖女の杖を取り出して、リゼに渡した。

 リゼは、エルが開いてくれている光魔法の魔術書を確認すると『ブレス』の準備に入ったようだ。


「では、行きますよー。輝き照らせ、大地に恵みを与えたまえ、ブレス!」


 平家の近くにある方のミカンの木に、リゼが光魔法『ブレス』の呪文を唱えて、キメポーズをした。

 すると、上空からキラキラと光の粒が舞い降りて、ミカンの木に降り注ぐ。 


「リゼ、お疲れ様。とりあえず明日まで様子を見ようか。皆、エルから課題をもらって、今日は休養も兼ねて平家で静かに自習しよう」


 女性陣が了承して頷いたので、僕たちは平家に戻って自習した。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




 あっという間に一夜が明けて、僕たちは朝食後に平家から出てミカンの木を確認する。


「お兄様、昨日光魔法のブレスをかけた方の木だけに、花が咲いています!」


 平家から出ると、誰よりも先にミカンの木へ走ったリゼが、大きな声で報告すると笑みを零した。


「確かにブレスをかけていない方のミカンの木には、花が咲いていないのだわ」

「ということは、リゼがブレスを習得したのか……アタシは嬉しいぞ!」

「リゼたん、おめでとうっす!」


 エル、クラウ、カルラの順に意見を述べた。


「皆、ありがとー!」


 リゼが破顔して喜びを爆発させている。


「これで『ハイブレス』が大聖女専用魔法なら、この『ブレス』習得でリゼの光魔法がSSになっている可能性がある」

「お兄様、私のステータスを確認してください!」


 僕は急いでリゼのステータスを表示した。

 女性陣も皆、僕の手に触れている。


【リゼット・ブレイズ・ファルケ】

 ファルケ帝国 第1皇女 11歳 女


 知力 91/95 (90から91へ上昇)

 武力 29/29

 魅力 100/100


 剣術 G/F

 槍術 G/F

 弓術 G/F

 馬術 G/F


 光魔法 S/SS

 

 話術 S/S

 算術 A/S

 芸術 S/S

 料理 D/C


「「「「「……」」」」」


 残念な結果に皆が無言になる。

 僕は、リゼをそっと抱きしめた。


「リゼ、これでまた一歩大聖女に近づいたね。後は『ハイブレス』の呪文を探し出そう」

「そうですね、お兄様。私頑張ります!」


 リゼは落ち込んだ様子も無く、目標へ向かって進んでいけそうである。

 僕たちは、光魔法『ハイブレス』の呪文を求めて、アイビス独立国を探索すると決意したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ