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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第80話 対等

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 スタンピードの原因を調査するため、僕たちはデス砂漠へ行く準備に取りかかる。

 レオナは、明日の朝迎えに行くと言ったら、僕と絶対に離れたくないと駄々をこねて、今夜からインフィニティに合流することになった。

 僕たちは街へ行き、不足している物資を調達した後、再び王宮へ戻り準備を整えたレオナと合流する。


「お待たせなのじゃ!」


 元気一杯のレオナが沢山の荷物を抱えていたので、とりあえず収納ボックスへ入れた。


「おお、ありがとうなのじゃ。しかし本当に便利なものよ、いつか妾も収納ボックスが欲しいのじゃ」


 終始ご機嫌のレオナを連れて僕たちは、城から少し離れた草原で立ち止まる。


「さてと、この辺でいいかな」

「クリストハルト殿、どうしたのじゃ?」


 レオナが首を傾げて僕を見ている。


「今日は、ここに泊まろうと思ってね」

「野宿か!? 妾、野宿初めてだから楽しみなのじゃ!」


 レオナが嬉しそうに笑みを零す。


「レオナ嬢、危ないから少し離れていてね」


 僕は、いつものように複合魔法で平家を作った。


「おお、家が出てきたのじゃ! クリストハルト殿、これも魔法かの?」

「うん、土魔法や光魔法などを組み合わせた魔法で、僕は複合魔法って呼んでいる」

「複合魔法……妾も火魔法と水魔法で複合魔法ができるかの?」

「うーん、訓練次第じゃないかな。今度一緒にやってみようか」

「よろしくなのじゃ!」


 レオナ含め女性陣が家の中に入っていくと、リゼだけが戻って来た。


「お兄様、結界と認識阻害は、どうしますか?」

「あー、念のためお願いしてもいいかな?」

「はい!」


 リゼもすっかり慣れたもので、あっという間に作業を終えたようだ。

 そして、僕の左腕に抱きついてきた。


「お兄様、もう無茶なことは、しないでください。どうしても無理をする必要があるときは、私も一緒に連れて行って欲しいです。私が、お兄様を支えますので」


 リゼが真剣な表情で僕を見ている。


「分かった。リゼも無理はしないでね。どうしてもってときは、隣で僕が支えるから」


 リゼは黙って頷くと、僕の胸に飛び込んできた。

 僕がリゼをギュッと抱きしめると、リゼも僕を抱きしめ返してくる。

 しばらく抱き合っていると、何か視線を感じた。

 僕が玄関の方を見ると、エル、クラウ、カルラ、レオナの4人が、顔だけ出してこちらを見ている。


「あっ」

「やっと気づいたようじゃな。しかし仲の良い兄妹なのじゃ。まるで恋人同士のようであったぞ」


 レオナがこちらを見ながら苦笑している。

 僕がリゼとの抱擁を解くと、リゼの様子がおかしい。

 『私とお兄様が恋人同士……えへへ……』

 リゼの声が小さくてよく聞こえないが、楽しそうだから気にしないことにした。


「リゼ、皆が待ってるから行くよー」

「ふええ、待ってくださいお兄様」


 僕たちは全員で平家に入ると、リビングのソファーに座ってフルーツジュースを飲む。


「くー、冷えてて美味しいのじゃ! クリストハルト殿は、氷も出せるのじゃな」


 カルラの作った新鮮なフルーツジュースを飲みながら、レオナが満足そうに笑っている。


「さてレオナ嬢に、僕とリゼ以外のインフィニティのメンバーを紹介したいと思う」

「ふむ、よろしくなのじゃ!」

「では、軍師のエルからお願い」

「はい。というか、いつの間にか軍師になっているのだわ」


 エルが苦笑して僕を見ている。


「レオナ殿下、私はリートベルク侯爵家長女エルネスタ・フォン・リートベルクと申します」

「リートベルク侯爵家……たしか国境を守っておるのじゃったか。そなたの父は、帝国の魔術師団長だったはずじゃ」

「その通りでございます。よくご存じですね」


 エルが驚嘆している。


「妾、勉強熱心じゃからの! しかし、軍師の正体は、魔術師団長の娘であったか。納得なのじゃ」

「では、次は護衛役のクラウお願い」

「承知した」


 クールビューティーモードのクラウが、僕を見て微笑んでいる。


「レオナ殿下、私はオルレアン伯爵家長女クラウディア・フォン・オルレアンにございます」

「オルレアン伯爵家……そこも国境を守っておるのじゃったか。そなたの父は、帝国の剣聖だったはずじゃ」

「その通りでございます。よくご存じですね」


 クラウが驚愕している。


「妾、天才じゃからの! そうか、護衛役は剣聖の娘か……鉄壁の守りではないか」

「では、最後にインフィニティの料理長、カルラお願い」

「かしこまりました」


 あ、カルラが猫をかぶっているな。


「レオナ殿下、私はカルラ・ミュラーと申します」

「ん? 貴族名でないということは、おぬし平民か?」

「はい。私の父は、帝城で料理長を務めております」

「ほー、王宮料理長の娘か。これは夕食に期待が持てるのじゃ」

 

 レオナが楽しそうに笑みを零す。


「はい、ご期待くださいませ。レオナ殿下のお好きなものは、何でしょうか?」

「肉なのじゃ!」

「かしこまりました。夕食は、焼肉料理にいたしましょう」


 カルラがレオナに微笑んでいる。


「さて、自己紹介も終わったことだし、レオナ嬢にはインフィニティのルールを説明しておくね」

「ルール?」


 レオナが不思議そうに僕を見ている。


「インフィニティに同行している間は、レオナ嬢にもルールを守ってもらいたい」

「ふむ、郷に入っては郷に従えというやつじゃな」

「そういうこと。ルールを説明するね」

「うむ」

「インフィニティのルールその1、パーティーメンバーは対等の立場とします」

「対等の立場?」

「うん、対等つまり身分の差は無いということ。王女であるレオナも、平民であるカルラも対等で、同じチームの仲間ってことだね。対等なので、話すときもタメ口でよろしく」

「仲間……何か楽しそうじゃの! 了解なのじゃ」


 レオナが満面の笑みで僕を見ている。


「インフィニティのルールその2、パーティーメンバーは、ニックネームで呼び合うこと。ただし、3文字以下の名前の人は、自分の名前をそのまま使う。つまり、レオナ嬢はレオナということになる」

「ふむ、了解なのじゃ。それで、皆のことは何と呼べばよいのじゃ?」

「僕はクリス、妹はリゼ、エルネスタはエル、クラウディアはクラウ、カルラはカルラでよろしくね」

「うむ、皆よろしくなのじゃ!」


 こうしてレオナが臨時的に仲間になる。

 そして皆が汗だくだったので、夕食前に風呂に入ることにした。


「リゼに言われた通り、セパレートタイプの水着に着替えたのじゃ」


 僕が水着に着替えて浴場で待っていると、一番乗りはレオナである。


「クリス、どうじゃ妾の水着は?」

「うん、とっても可愛いよ」


 紫色の三角ビキニがとても似合っている。

 レオナはAAカップだろうから、胸に装飾のある水着を選ぶと思ったが、直球勝負のようだ。 


「しかし、インフィニティのルール、皆が対等というのは良いな。妾も楽しくやれそうじゃ」

「でしょ?」

「うむ」


 レオナが無い胸を張っている。

 すると、残りの4人の女性陣が、水着を着て続々と浴場に現れた。


「ちょっ、何これ!? 巨乳ばかりなのじゃが!」


 レオナが驚嘆している。

 するとリゼが後ろの方から出てきて、レオナの手を取った。


「レオナ、大丈夫ですよ。私がいますから」

「うう、リゼー」


 レオナがリゼに抱きついて、慰めてもらっている。


「ん? 年下のリゼの方が、妾より大きいのじゃけど……全然対等では、ないのじゃー!」


 浴場にレオナの魂の叫びが、木霊したのだった。

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