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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第70話 小悪魔系

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 集落にあった地下室で、僕たちは大聖女リーゼロッテの手掛かりを得た。

 僕は、集落の中心地に複合魔法で平家を作り拠点とする。


「さあ皆、家の中に入ってねー」


 女性陣が平家の中に移動すると、僕は複合魔法で氷を大量に作り、部屋中に置いていく。


「ふー、たくさん汗をかきました」

「本当にね。いつも新風力車の中に居て快適だったけど、外は猛暑なのだわ」

「うー、汗で服が体に張り付いてしまったな」

「体中がベトベトして、気持ち悪いっすね」


 リゼ、エル、クラウ、カルラの順に意見を述べた。


「じゃあ、先にお風呂に入ってから昼食にしようか」

「「「「賛成ー」」」」


 女性陣全員の意見が一致したようだ。

 僕は、男女別に二つの浴場を作り、手早く自分の髪と体を洗い、着替えを済ませる。

 女性陣が体を洗い終えて、水着に着替えると僕の出番だ。


「お兄様ー、全員水着に着替えたので、髪を洗ってもらえますか?」


 水着に着替えたリゼが、僕の所へやって来た。

 オレンジ色のセパレートタイプで、繊細な白のレースが胸元全体を隠しているが、透けて見えるオレンジがとても眩しい。

 下を見ると、ショーツサイドの紐が左右リボンの形で結ばれていて、ともて可愛らしいデザインだ。

 リボンを引っ張ると、どうなってしまうのか心配になるけれど。


 しかし、リゼが6歳のときから可愛い水着を着ているが、この世界の水着は前世と変わらないくらいハイレベルだ。

 きっと水着のデザイナーが、僕より先に転生して広めたのだろうけど。


「お兄様、この水着はどうでしょうか」

「リゼに似合っていて、とても可愛いよ」

「えへへー、これを選んで正解でしたね」


 リゼが弾けるような笑顔で、僕を見ている。


「もしかしてお兄様、このショーツのリボンが気になりますか?」

「へ?」

「だって、ずっと見ていたじゃないですか」


 う、僕の視線に気づいていたのか。

 昔のリゼなら気付かなかっただろうが、男の視線に気付けるくらいに、女性らしく成長しているようだ。


「あー、リボンがほどけてしまわないか、心配になってね」

「お兄様にだったら私は構わないですよ。さあ、この紐を引っ張ってみてください」


 リゼが近づいてきて僕の手を取る。

 そして、僕にショーツのサイドにあるリボンを掴ませた。


「ちょっ、待って待って!」

「そーれ」


 リゼが腰を引くと、スルスルとリボンが解けてしまう。


「あああ、何てことを!」


 このままだと、リゼのショーツがめくれてしまう!

 僕は、慌てて押さえようとした。


「あれ?」


 しかしリゼのショーツは、めくれたりしない。

 そして、残った方のリボンをリゼが自分で解いた。


「どうですか!? ドキドキしましたか? このリボンは飾りなので、解けても大丈夫なのですよ」


 リゼが僕の方を見て、ニッコリと笑う。


「ふう……やられた……」

「大成功みたいですね。カルラの言った通りでした」

「ん? これってカルラの策略だったの!?」

「そうですよ、お兄様が絶対ドキドキするって」


 リゼが微笑みながら僕を見ている。

 しかしこのままだと、どんどんリゼが小悪魔化してしまうな。

 まあ、リゼが楽しそうにしているから、もう少し様子を見てから判断しようか。


 この後、いつもの様に女性陣の洗髪を済ませて、ドライヤー魔法で髪を乾かした。

 そして、昼食を取ったらいよいよ、大聖女リーゼロッテの手記を解析する。


「この手記は、とても貴重な文献になると思う。なので、まずコピー魔法で複製して、原本にはなるべく触れないで、複製した本を読むようにしたい」


 皆が頷いてくれたので、手分けして3冊の手記をコピー魔法で複製した。

 1時間くらいでコピーが終わったので、後は風魔法で糸を通して複製本の完成である。


「クラウとカルラは、エルから出された勉強の課題に挑戦してね。僕とリゼとエルの3人は、複製した方の手記を、手分けして読んでいこうと思う」


 皆が頷いたのを確認すると、僕は自分の一番近くに置いてあった複製本から読み始めた。

 リゼとエルもそれぞれ複製本を手に取ったようだ。


 手記の内容から察するに、僕が手にした複製本は、デス砂漠に出発する前のものらしい。

 現在は5つの独立国に分かれている領地が、昔はスワロー共和国として一つにまとまっていたようだ。

 リーゼロッテは、スワロー共和国の大聖女として各地を渡り歩き、民を癒したらしい。


 そして、あるときデス砂漠にあるオアシスの村で疫病が蔓延し、国王のもとに救援要請が届く。

 そこで国王は、大聖女リーゼロッテに協力を求める。

 大聖女は快く応じ、Sランク冒険者パーティーを護衛につけて、デス砂漠を目指した。

 デス砂漠の緑化は、国王が追加で提案したプロジェクトであり、あくまでメインはオアシスの村に蔓延する疫病の治療である。


「酷いのだわ!」

「エル、どうしたの?」

「クリス君、この手記によると大聖女リーゼロッテは、Sランク冒険者パーティーに護衛されてデス砂漠を通行中に、巨大サソリの大群に襲われたらしいの」

「巨大サソリの大群?」

「ええ、20を超える数の巨大サソリに囲まれて、火魔法使いが魔力切れを起こしたと書いてあるのだわ」

「それは、かなりキツイ状況だね」

「そうなのよ。その後、状況は悪くなる一方で、次々に冒険者が巨大サソリの毒針に刺されてしまう。大聖女がエクストラキュアをかけて治療したけど、ついには間に合わなくなり、次々に冒険者が亡くなったのだわ」


 どうやら僕の読んでいる手記の続きが、エルの手にしている手記らしい。


「なんとかオアシスの村にたどり着いたのは、大聖女リーゼロッテただ1人なのだわ」

「お兄様! 大聖女リーゼロッテ様の死因は、おそらく餓死です」


 リゼが頬を涙で濡らしながら、僕を見ている。


 Sランク冒険者パーティーの全滅、そして大聖女リーゼロッテの死因が、餓死である可能性が高いということに、僕たちは衝撃を受けたのだった。


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