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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第63話 砂漠の生活

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 エルに着替えを勧められたカルラが、しばらくすると戻ってきた。

 白の半袖ワンピースから濃い緑色のワンピースに着替えている。

 うーん、鉄壁の守りだな……これで汗だくになっても透けることは無いだろう……サヨナラ僕の心のオアシス。


「そういえば、クリスっちに聞きたいことがあるっす」

「ん? 何かなカルラ」

「平家の周り全部に壁を作った瞬間は真っ暗だったのに、なんで平家の中に入ったら明るいのかなって」

「あー、この平家は複合魔法で出来ている。おそらく火、水、風、土、光と五つの魔法を複合してね。魔法はイメージが一番大事なんだ。どこにどんな部屋を作るとか、天井が少し光るようにしたいとか、それを明確に頭の中に想像すると、この平家が完成する感じかな」

「ひょえー、この光ってる天井って、なんかすごい高度な魔法なんすね」


 カルラが驚嘆しながら天井を見ている。


「さすがお兄様です」

「これだけ高度な魔法が使えるのは、帝国中……いいえ、世界中でもきっとクリス君だけなのだわ」

「旦那様とだったらアタシは、部屋の明かりを消さなくても平気だ」


 リゼ、エル、クラウの順に各々が意見を述べた。

 一人だけ妄想にふけっている者がいるが、とりあえずそっとしておこう。


「それと、もう一つ聞きたいんすけど、なぜデス砂漠に行くんすか?」


 カルラが、首を傾げて僕を見ている。


「ああ、ゴメンゴメン。カルラとクラウに伝えていなかったね。実は、メーベルト劇場で写した5冊の本に、大聖女リーゼロッテがデス砂漠のオアシスに住んでいた記述があってね」

「ほえー、そうだったんすか」

「でも、いざ来てみたら、想像以上に過酷な所だけどね」


 皆が苦笑している。


「そろそろお昼にするっすけど、何かリクエストあるっすか?」


 カルラの質問に皆がしばし考えている。


「うーん、こう暑いと何か冷たいものが食べたいかも」

「私もお兄様と同じ意見ですね」

「冷たい麺類とかが良いのだわ」


 僕、リゼ、エルの順に答えた。


「了解っす。そうめんと野菜サラダを作るっすよ」

「じゃあ僕は、複合魔法で氷を作るね」

「お兄様、味付けは私に任せてください!」


 リゼ以外の全員に緊張が走る。


「ちょっ、リゼたんはエルと一緒に野菜を切ってくださいっす」

「はーい!」


 リゼ以外の皆が激辛回避に安堵した。


「じゃあ、野菜を切ったらドレッシングを作りますね!」


 リゼの宣言に再び緊張が走る。

 そして僕とカルラがエルに視線を送った……『最後の激辛香辛料を阻止せよ!』と。


 エルがうんうんと頷く。

 ふう、エルに任せておけば、大丈夫だろう。


「クリスっち、砂漠で料理するなら水魔法は必須っすね」

「そうだね」


 インフィニティには、僕とエルとカルラの3人の水魔法使いがいる。

 砂漠で水を確保するのは困難なので、3人いると安心だ。


「それだけじゃないっすよ、砂漠で氷とかあり得ないっすから」

「確かにね。そういえば帝城の倉庫から、フルーツシロップを持ってきてたよね?」

「あー、何種類かあった気がするっすね」

「食後のデザートは、かき氷でどうかな?」

「最高じゃないっすか! もしかしたらインフィニティが、砂漠で最初にかき氷を食べた人類かもしれないっすよ」


 カルラが料理をしながら楽しそうに笑う。

 その笑顔の可愛さに、僕は少しドキっとしてしまった。


 さすがメーベルト劇場で、お嫁さんにしたいキャスト1位に輝いただけはある。

 まあ、裸エプロンには驚いたけど、今となっては良い思い出だ。


「クラウ、テーブルの上を拭いて、食器を並べてくれる?」

「承知した」


 ようやくクラウが、妄想の世界から現実世界に帰ってきたらしい。

 リゼとエルの方を見ると、丁度ドレッシングを作り終えたらしく、エルがホッと胸をなでおろしていた。


「よし、出来たっすよ。クリスっち、氷よろしくっす」

「了解」


 僕が魔法で氷を沢山作って、カルラが麺を冷やすと、昼食の出来上がりである。


「お兄様、砂漠で冷えた素麺なんて、普通はできないですよね」

「そうだね、水が貴重だし氷も手に入りづらいかも」


 リゼが美味しそうに素麺を食べている。超絶美少女は、食べる姿も超絶可愛い!


 それにしてもこの世界は、前世の日本と似ている部分が多い。

 食べ物は、ほとんど一緒だし、言語も日本語だ。まあ言語に関しては、転生前に僕が女神パラスにお願いしていたのだけれど。


 以前エルに確認したところ、無いものといえば電気・ガス・水道などのインフラ関係かな。魔道具で代用しているが、平民への普及率は低いようだ。


「リゼたんの野菜サラダ、めっちゃ美味いっすよ」

「本当!? もっと辛くした方が美味しいけど、エルがこのくらいで良いって」

「僕も辛いよりは、このくらいの方が好きかな」

「お兄様もですか? うーん、これからは2種類作るようにしますね」


 うんうん、激辛回避大成功である。

 その後、僕が複合魔法で氷を大量に作り、風魔法で削るとかき氷が完成した。

 各々が好きなフルーツシロップをかけて、砂漠でかき氷を堪能する。


「じゃあ午後は、各自室内で自由に過ごしてね。僕は、砂漠用の風力車を作るから」


 僕は、そう言い残すと部屋を複合魔法でリフォームして、作業部屋を完成させた。

 二つの部屋の間仕切りを壊して、一つの広い部屋にしたのだ。

 庭は猛暑で作業が出来ないので、僕はこの作業部屋で新しい砂漠用風力車を考案する。


 そして、夜になると今度は凄く寒くなった。

 お風呂に大きな浴槽を一つ作って、熱めのお湯をはり水着を着用し皆で入る。

 僕の掌からお湯が出るシャワー魔法も、いつもはぬるめの温度設定だが、今日は熱めにしたら皆に喜ばれた。


 寝るときも、今までに感じたことのない寒さだったが、いつものように隣同士でくっついて眠る。

 エルがクラウに抱きついて笑顔で眠り、クラウが苦しそうにうめく。


 寒いからか、リゼは僕の左腕ではなく、僕自身を抱きしめるように眠っていた。

 寝るときはブラをはずしているらしく、今日もAカップがフニフニと当たっている。


 カルラもリゼと同じように僕を抱きしめるように眠り、二人の美少女に密着されて幸せな僕は、砂漠で暮らすのも悪くないと思うのだった。


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