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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第44話 クラネルト公爵

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 今日は、クラネルト公爵との面会が予定されている。

 朝食を済ませた僕たちは、一旦冒険者ギルドへ寄り、ギルド長のトビアスさんと合流した。

 そしてギルドの馬車で、クラネルト公爵の屋敷へ向かう。


「ギルド長、公爵の屋敷は遠いのですか?」

「いや、馬車で20分くらいだ」


 僕の質問にギルド長が答えた。


「それと、インフィニティの皆に、注意して欲しいことがある」

「何でしょうか?」

「公爵は忙しい方なので、面会も短時間となるだろう。返事をする際は、大きな声でハキハキと頼む。」

「「「「「はい!」」」」」


 インフィニティのメンバー全員の返事がハモった。


「元気があってよろしい。その感じで、よろしく。あと、くれぐれも失礼の無いように注意してくれ」

「あの質問なのですが、帝都本部ギルド長のライナーさんの話では、冒険者ギルドは独立した組織であり、皇族、王族、貴族でも忖度せずタメ口で話すとのことでしたが、本当ですか?」

「わははは! それは、貴族家のボンボンとかに敬語を使いたくないときの、ギルド長のじょうとうだよ」

「そうなのですか?」

「ああ、ギルド長は貴族家のガキ共にはタメ口だが、貴族家当主と話すときは、さすがに敬語を使うよ」


 ふむ、ライナーさんが言ってたのはギルド長の場合なのだろうな。

 僕たちのような普通の冒険者は、貴族相手に敬語を使うべきなのだろう。


 ギルド長とそんな話をしているうちに、クラネルト公爵の屋敷に到着したようだ。

 そして僕たちは、すぐに公爵の待つ部屋へ通される。


「閣下、本日はお時間をいただきまして、ありがとうございます。こちらが300匹以上の巨大蜂を討伐した、Aランク冒険者パーティー『インフィニティ』のメンバーです」


 ギルド長のトビアスさんが、公爵に敬語を使い丁寧に僕たちを紹介してくれた。


「ほお、Aランク冒険者パーティーと聞いておったから、筋肉ダルマの集団を想像していたのだが、十代の少年少女ばかりとは驚いた」


 僕の叔父であるクラネルト公爵が、きょうがくしている。

 金髪碧眼で身長は170センチメートルくらい、体型は普通で知的なインテリタイプ。

 まずは、ステータスを確認してみようか。


【コンスタンティン・フォン・クラネルト】

 ファルケ帝国 公爵 31歳 男


 知力 96/97

 武力 63/64

 魅力 90/90


 剣術 B/B

 槍術 G/F

 弓術 G/F

 馬術 B/B


 火魔法 A/A


 話術 B/B

 算術 S/S

 芸術 S/S

 料理 F/B


 知力が高く何でも器用にこなす万能タイプ、とても優秀な人だ。


「閣下、お会いできて光栄です。Aランク冒険者パーティー『インフィニティ』のリーダーを務める、クリスと申します」


 僕は、片膝をついて頭を下げた。

 まあ、初めて出会ったときに師匠がとっていた行動を、真似てみただけなんだが。


「おお、なんと礼儀正しく美しい所作。私好みの少年ではないか。は本当に冒険者なのか?」


 ん? 私好みとは、どんな意味だろうか?


「はい、冒険者にございます」


 僕は、自分の冒険者カードを提示する。

 まあ、遠く離れた位置に公爵が座っているから、カードに記載された内容は見えないだろうけど。


「ふむ、欲しいな。インフィニティに、この屋敷の警備を依頼したら、受けてくれるか? 住む場所の心配はいらんぞ、ここで一緒に暮らせばよい」


 むむ? 欲しいとは、警備員のことだよね? 僕個人では、ないよね?

 僕の後ろに4人の美少女が控えているのに、この人僕のことしか見てないんですけど!

 僕は、思わず自分のお尻を、かばうようにおさえてしまった。


「大変光栄なお話ではありますが、僕たちインフィニティは、明日にもシーガルの町を離れる予定でして、ご期待に沿えず申し訳ございません」

「それは残念だな。もし、またこの町に来たときは、この屋敷を訪ねると良い。いつでも大歓迎するぞ」


 巨大蜂の大群やら、シーガルの町には危険が多いようだ。

 僕は、極力この町を避けて通ることに決めた。


「はい、ありがたき幸せにございます」

「うむ! では、巨大蜂の討伐報酬についてだが、300匹以上という数からも、BランクではなくSランク依頼とする。よって、討伐報酬は金貨20枚ではなく、金貨100枚とする。なお、予想外のことで危険な目にあわせたお詫びとして、金貨20枚を追加する」


 ふむ、つまり合計金貨120枚の報酬ということか。

 僕たちはギルド長と一緒に、お礼を伝えてから部屋を出た。


 その後、屋敷を出て冒険者ギルドに戻り、必要書類にサインをして解散となる。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




 僕たちは、シーガルの町近郊にある草原に戻ってきた。

 そして、合宿のときと同じ平家を複合魔法で作り、現在リビングのソファーに座り、くつろいでいる。


「皆、お疲れ様。シーガルの町における、インフィニティの収支報告会を始めます」


 皆が拍手してくれる。

 何かしら反応があるのは、嬉しいものだ。

 しかも美少女4人の拍手である。


「巨大牛の討伐報酬が金貨20枚、巨大豚が金貨20枚、巨大鶏が金貨20枚、巨大蜂が金貨120枚、それと素材報酬が金貨30枚、合計金貨210枚のプラスです」

「この短期間で、すごい収支なのだわ」


 エルが驚嘆している。


「当初の予定通り、一人あたり10パーセントである金貨21枚を支給し、残りの金貨105枚はパーティーの運営費とします」

「「「「異議なし!」」」」


 全会一致で可決され、僕は皆に金貨を配った。


「うっひょ~! 自分これだけで、去年の年収超えたっす!」


 カルラが小躍りして喜んでいる。


「でも、自分戦いに参加してないっすけど、本当に良いんすか?」


 カルラが不安げに僕を見ている。


「前にも言ったけど、役割は人それぞれ違う。カルラだって解体場で、血まみれになりながら作業したじゃない。いずれ自分で解体できるようになったら、解体費用が浮くのでパーティーに貢献できる。それに解体は、カルラにしかできないでしょ」

「うん、そうだよね。クリスっち、ありがとう」


 カルラが僕に微笑んでいる。

 今日も茶髪のサイドテールが、良く似合っていて可愛らしい。


「よし、決めったっす! 頑張った自分に、ご褒美をあげるっす!」


 シーガルの町でカルラが買い物をしたいと言うので、皆で向かうことにした。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




 風力車でシーガルの町に到着すると、僕たちは二班に分かれる。

 カルラの買い物に、面白そうとクラウがついて行くことになった。

 カルラの護衛も兼ねていて丁度良いので、先に送り出す。


 残った僕とリゼとエルは、冒険者用の服を見て回る予定だ。

 それと書店があれば全部入ってみて、大聖女関連の情報がないか調べることも忘れない。


 しばらくして、買い物を済ませ集合場所に向かうと、すでにクラウとカルラが待っていた。


「「いえ~い!」」

「クラウもカルラもご機嫌だね、良い買い物ができたのかな?」

「クリスっち、見てこれ凄いっすよ!」


 カルラを見ると、首からネックレスをつけていた。

 紐の先端に、宝石のような奇麗な緑色のものが付いている。


「願いが叶うエメラルドっす! これで自分、すぐに料理適性Sになれるっすよ!」

「クリス、アタシのも見てくれ! 願いが叶うルビーだ!」


 クラウも紐の先端に、赤い石のついたネックレスをしている。


「これで、ついにアタシも旦那様と結婚できる!」


 クラウとカルラのテンションが異様に高い。


「ちなみに、いくらしたのかな?」

「たったの金貨1枚っす!」

「エメラルドもルビーも最後の1個でさ、もう少しで売り切れるところだった」


 う~ん、金貨1枚は前世で10万円相当だ。

 これが安い買い物とは、思えないが……。

 すると、リゼが何か言いたいらしく、僕の耳に顔を近づけてきた。


「お兄様、二人とも騙されているのでは? 鑑定をした方が良いと思いますが」

「僕もリゼと同じ考えだけど、どうしようかな」


 僕はクラウとカルラに、確認したいことがあるので聞いてみた。


「このネックレスは、どこの店で買ったのかな?」

「店じゃないっすよ、道路に座って布の上に置かれていたっす」

「売った人は、まだそこに居るのかな?」

「次の町に用事があるとかで、急いで出発してたっすね」

「……」

 

 リゼが心配そうに、こちらを見ている。


「リゼ、鑑定するのは、やめておこう」


 僕はリゼに近づいて小さな声で伝えた。


「それで良いのですか?」

「リゼ、『知らぬが仏』って言葉があるだろ? 知らなければ、クラウとカルラは平静でいられる」

「確かにそうですが」

「それにね、万が一本物かもしれないし」

「そうですね。私も本物と信じて、過ごすことにします」


 こうして僕たちは、シーガルの町でたくさんの思い出を作ったのだった。


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