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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第32話 役割

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 ニックネームの件でカルラが落ち込んでいるけど、次は報酬の話なので元気になって欲しい。


「次は報酬について」

「報酬?」


 お、カルラが反応したぞ。


「冒険者ギルドで依頼を達成したときの成功報酬については、各自1割を支給して、残りの5割はパーティーの活動資金にします」

「どういうことっすか?」

「つまり依頼の成功報酬が金貨10枚だった場合、皆で金貨1枚ずつ分けて、残りの金貨5枚はパーティーの活動資金にするってこと」

「戦えない自分も皆と同じ金額でいいんすか?」

「カルラ、人はそれぞれ得意なことが違うでしょ?」

「そうっすね」

「僕が得意なのは魔法、リゼは聖女の力、エルは頭脳、クラウは剣術、そしてカルラは料理。そこに優劣なんてないんだよ。どれが欠けてもインフィニティは成り立たない」

「クリスっち……」

「それにね、この5人の中でカルラほど上手に料理を作れる人はいない。カルラがいないと、皆が飢え死にしてしまうよ」

「なるほどっす! 自分、責任重大っすね。皆のために毎日美味しい料理を作るっす!」

「うん、よろしくね、カルラ」

「了解っす!」


 カルラがやる気に満ちた顔をしている。

 良かった、元気になってくれて。


「それと、半年ごとにインフィニティの活動実績を分析して、活動資金の残金に余裕があるときは、ボーナスを支給します」

「まじっすか! 年2回ボーナスがもらえるんすね」

「あくまでも活動成績が良かったときだけね。赤字のときや、活動資金の残金に余裕がないときは、支給できないよ」

「そうなんすね……」

「まだ手探り状態なので、今決めた割合とかも変動するかもしれないけど、そのときは皆で話し合って、決めていきたいと思う」

「良いと思うのだわ」

「アタシも賛成だ。理にかなっていると思う」


 エルとクラウも賛成のようだ。


「では、次の議題に移ります。今回の旅は、国家プロジェクトとして、皇帝陛下から金貨500枚の予算がついています」

「すごいのだわ!」

「そんなにあるのか!」

「うっひょ~!」


 すごい金額だもんね、皆驚くのは当り前か。


「それと、これから話すことは国家機密にあたるので、絶対秘密にして欲しいのだけど、大丈夫だろうか」

「秘密は守るのだわ」

「問題ない」

「ちょっ、国家機密って平民の自分が聞いても大丈夫なんすか!?」


 カルラが驚いて僕を見ている。


「僕とリゼに関わることなので、これから行動を共にするインフィニティのメンバーには、知っておいて欲しい」

「了解っす! 絶対誰にも言わないっすよ」


 僕は、エルとクラウとカルラに、リゼが大聖女の卵であることを話す。

 そして、僕の女神パラスからもらった『可能性は無限大』について、さらに今回旅に出ることになった経緯などを話した。


「……と、いうわけなんだ」

「リゼが大聖女の卵だったなんて、驚きなのだわ」

「可能性は無限大……やはりすごい能力だな。さすが私の旦那様」

「皇后様って、ひどいことするっすね。『クリスっち』と『リゼたん』が可哀そうっす」


 エル、クラウ、カルラの順に僕とリゼの秘密について感想を述べている。

 しかしカルラよ、『リゼたん』て……ありだな、可愛いじゃないか! 僕は、恥ずかしくて呼べないが。


「そんな訳で、今回の旅の目的は『リゼを大聖女に至らせる』ことです」

「理解したのだわ」

「アタシは、リゼの護衛を精一杯務める所存だ」

「リゼたんが大聖女、萌え萌えっす!」


 テンションの高さに違いはあれど、皆で旅の目的を共有できたようだ。


「なお、旅の期間は3年間を予定しています。これより合宿終了後、帝国領を北上し大陸の北方にあるとされる、かつて大聖女リーゼロッテ様が暮らしていた亡国を、探し当て目指す予定です」

「壮大な旅になりそうなのだわ」

「3年間も旦那様と旅ができるのか、夢のようだな」

「大聖女リゼたん、わっしょい、わっしょいっす!」


 そろそろ軌道修正が必要だろうか。おかしいのが2人に増えているな。


「国家プロジェクトに同行する、エルとクラウとカルラの仕事内容について確認します」


 おっ、3人の顔つきが変わった。皆、仕事に関してはマジメなようだ。


「まずは、エル。僕とリゼが旅の間、貴族学校へ通えないので、家庭教師としていろいろ教えてください」

「任せて欲しいのだわ」


 エルが心得たとばかり胸を張る。

 おお、Hカップがかすかに揺れた。


「次に、クラウ。リゼだけでなくエルとカルラを含めて3人の護衛をお願いします」

「承知した」


 クールビューティーなクラウを、エルが隣でうっとりと見つめている。


「最後に、カルラ。皆に美味しい料理をよろしくね」

「了解っす!」


 カルラが微笑みながら敬礼をした。

 茶髪のサイドテールが、とても似合っている。

 黙っていたら、かなりの美少女なのだけど……。


「それから、予算の金貨500枚は、皆の食費や雑費に当てたいと思う。もちろん仕事なので、毎月給料を支給します」

「あら、それは嬉しいのだわ」

「ありがたい。これは結婚資金として貯めておこう」

「助かるっす!」


 きちんと対価は払わないとね。

 3年分の予算と考えると、奮発はできないけど……。


「旅の期間を3年とみているので、それほど多くは払えないけど、足りない分は、インフィニティの活動で稼ぎたいかな」


 皆が僕の方をじっと見つめて、頷いてくれた。


「エル、クラウ、カルラ皆同じ金額で月に金貨3枚を支給します」

「ありがとうなのだわ」

「ありがたいが、無理はしないでくれ」

「まじっすか! 自分、給料2倍になったっす!」


 カルラが両手を高々とあげて、バンザイをしている。

 おお、Gカップが滅茶苦茶揺れた。


「カルラ、喜んでもらえたのは良いのだけど、城での仕事より大変だと思うよ」

「なぜっすか?」

「城では、休みの日もあったでしょ?」

「そうっすね」

「でも、ここではカルラしか料理できないので、休みがないかもしれない。それを考えての金額かな」

「大丈夫っすよ、自分若いすっから」

「まあ、作り置きしたり工夫して、少しでもカルラの負担が減るようになればいいかな」

「はいっす」

「よろしくね、料理長」

「了解っす!」


 この後、親睦会を兼ねて庭でバーベキュー大会となった。

 帝城から食料をたくさん分けてもらったので、当分は問題ない。

 それと、カルラに実験用として生肉を、少し取っておくと伝えた。

 収納ボックスの中で、保存状態がどう変化するかを、調べるためである。

 腐ったりしなければ、超優秀なのだが果たしてどうなるか。


「もう、お腹一杯なのだわ」

「さすがのアタシもこれ以上は無理だな」

「いや~、食った食ったっす」


 エル、クラウ、カルラとも満足したようだ。

 肉が腐ったら勿体ないので、皆で食べまくった。

 一番食べたのはリゼで、皆がビックリしている。

 まあ、僕には見慣れた光景なのだけど。

 後は寝るだけなので、風呂にしようと思ったら、リゼが皆の前に歩み出た。


「それでは女性陣の皆さん、水着は忘れずに持ってきましたか?」

「「「は~い」」」


 ん? 何が始まるのだろうか……。


「部屋で水着に着替えたら、浴場に集合してください。お兄様のシャワー魔法を堪能してもらいます」

「「「は~い」」」


 皆の家を出発するときに、リゼが耳打ちしていたのは、水着だったのか。

 これから庭でプールも作るだろうし、確かにあった方が良い。

 それと5つある個室は、それぞれ好きに選んでもらった。

 僕も自分の部屋で水着に着替えて、浴場へ向かう。

 そして、浴場のドアを開けるとそこは、パラダイスだった。


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