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チート能力「可能性は無限大」が人生を変える~超絶美少女な妹は第三皇子の僕が守ります~  作者: 愛輝磨生
第3章 成長期編

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第100話 ジェットバス

たくさんある作品の中から

見つけてくれて、ありがとうございます♪

 僕たちは、とある歴史書の記述に大聖女リーゼロッテの実家と予想される、シュトラウス伯爵家の名前を見つけた。

 クレイン独立国に戦争で負けて統合された、ターミガン独立国の中に存在していたようだ。

 現在、夕食後にリビングで紅茶を飲みながら会議中である。


「ターミガン独立国に答えがあったとはね」

「しかも現在5つある独立国ではなく、滅亡した方の独立国だなんて。それにシュトラウス伯爵家が存在していた時期も、いまだ不明なのだわ」

「でも、ようやくスタートラインに立てましたね」


 僕の発言にエル、リゼの順に反応した。


「よし、明日は五つの独立国で唯一未訪問だった、クレイン独立国首都ラークへ移動しよう」

「賛成です。お兄様、ラークの町へ行けば沢山情報が集まりそうですね」

「うん。ターミガン独立国の歴史書を中心に探していこう」

「そうすれば、シュトラウス伯爵家の記述も見つかるはずなのだわ」


 その後、僕たちは寝る前にお風呂へ入ることにした。

 浴場にインフィニティのメンバー全員が、水着に着替えて集合している。


「お兄様、もうすぐ9月が終わるせいか、夜は寒いですね」


 ラベンダー色のビキニを着たリゼが、両腕をクロスさせて寒そうにしている。


「そうだね。しかも、今滞在しているスターリングは、大陸で一番北にある国の都市だから、帝都に比べて寒いよね」

「クリス君、シャワーだけだと少し寒いのだわ」


 黒のクロスデザインのビキニを着たエルが、右手で左腕をこすって寒そうにしている。

 

「アタシも寒く感じるな。でも旦那様にくっついていると暖かい」


 ミントグリーンのビキニを着たクラウが、僕の背中に抱きついている。

 いつものタンキニじゃなく普通のビキニを着ているせいか、僕の背中にクラウのEカップがふにゅんと当たって柔らかい感触がした。


「自分も肌寒いっすね」


 赤の三角ビキニを着たカルラが、リゼに抱きついて暖を取っている。


「ふむ、確かにシャワーだけでは寒いかも。では、大きめの浴槽を作るから、皆で温まろうか。体が温まったら順番に僕が洗髪していくね」

「「「「はーい」」」」


 女性陣全員が賛成したので僕は、3メートル四方の湯船を複合魔法で作り適温のお湯で満たした。


「じゃあ、湯船へ入る前に軽くシャワーで流すから並んでねー」


 僕はリゼ、エル、クラウ、カルラ、自分の順にシャワーで洗い流して、皆が湯船に入って温まっている。


「はー、温かくて気持ち良いですね、お兄様」

「シャワーも良いけど、湯船にしっかりとかるのも気持ち良いのだわ」

「アタシもエルと同じだ。湯船最高だな」

「みんなで入れるってのが良いっすね。自分も湯船が気に入ったっす」


 女性陣に湯船が大人気である。

 そういえば、前世で女性に人気があったお風呂と言えば……ジェットバスだ!

 僕は、試しに隅の方で実験してみた。


 通常なら風魔法を使うのだろうが、最近は限定せずに複合魔法を使うようにしている。

 しっかりとイメージするだけなので、複合魔法の方が楽なのだ。

 すると、僕の右手からボコボコと勢いよく泡が噴き出している。成功だ!


「では皆、今発明したジェットバス魔法を体験してもらうね」

「ジェットバス? 初めて聞く名前ですね、お兄様」


 リゼが小首を傾げて僕を見ている。


「じゃあリゼから体験してもらおうか。いくよー」


 リゼの足や背中にジェットバスの泡を勢いよく当てると、気持ち良さそうに目を閉じている。


「リゼ、どうだった?」

「お兄様、凄く気持ちよくて疲れがとれた気がします」


 リゼが大絶賛している。


「じゃあ次は、エルいくよー」

「クリス君、肩を中心にお願いするのだわ」

「了解」


 僕はエルの肩に少し強めの勢いで泡を当てた。


「はぁー、素晴らしいのだわ! 肩こりが軽減されていく……」


 エルも大絶賛である。


「ご主人様、よろしく頼む」

「了解、次はクラウいくよー」

「思いっきり来てくれ、ご主人様!」


 ああ、クラウがまた変なモードに入っているようだ。

 とりあえず無難な場所である足や背中に泡を当てていく。

 しかし、しばらくするとクラウの様子がおかしい。

 何だか息が荒いのだ。

 のぼせていたら大変なので、僕は一旦ジェットバス魔法を止める。


「ああ、止めないで旦那様。あと少しで、新しい扉が開きそうだったのに……」


 クラウが瞳に涙を浮かべて、必死に継続を訴えているが、そんなことをしたらクラウが新境地を開いてしまう。ごめんね、これとは別の方法で、何か甘やかしてあげるから。


「じゃあ最後は、カルラいくよー」

「クリスっち、せっかくだから自分は、顔以外全体でよろしくっす。楽しみっすねー」

「了解」


 カルラが背中を向けたので、僕は彼女の首、肩、背中の順に強めの勢いで泡を当てた。


「ふあー、気持ち良いっすね。最高じゃないっすか、これ!」


 カルラもジェットバスが気に入ったようだ。

 僕は背中から下に移動して、次にお尻に泡を当てた。


「あひゃひゃひゃ、くすぐったいけど気持ち良いっすね。じゃあ、次は前っすね」


 カルラが体の向きを変えて、僕に対し正面を向いた。

 するとお尻に当たっていた泡が、正面を向いたためにカルラの股間を直撃する。


「ふああ、なんすかこれ! 今までに感じたことのない感覚っす!」


 これはマズイと思い、僕は泡を上へと進めた。


「ぶひゃひゃひゃ、ダメっす! オヘソはダメっすよ!」


 カルラが爆笑しているので、僕はオヘソを通過して終点の胸にジェットバスを当てた。

 するとカルラの目の前に、赤の三角ビキニがプカプカと浮いている。


「うああ!」


 カルラが慌てて赤のビキニトップを拾い上げると、僕に背中を向けて付け直している。

 いつも余裕のある彼女が、珍しく焦っているようだ。

 まあ、泡が凄くて僕には何も見えなかったのだけど。


「クリスっち、見たっすか?」


 カルラが顔を真っ赤にして聞いてきた。


「いや、泡が凄くて何も見えなかったけど」

「本当に!?」

「うん」

「なら問題ないっす」


 カルラがほっとしたように息を吐いた。

 しかし、カルラも恥ずかしいと思う気持ちがあるのだな。

 以前、堂々と裸エプロンになっているのを見て、度肝を抜かれたことがあったが、どうやら特別な性癖を持っているわけではないようで安心した。


「はい、ジェットバス魔法は終了ね。皆、順番に洗髪をするよー」


 この後僕たちは、お風呂を済ませてぐっすりと眠り、明日に備えた。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




 翌朝、僕たちは朝食を取るとすぐに新風力車で西へ移動する。


「エル、パフィン独立国とクレイン独立国の関係は、問題ないかな?」

「ええ、大丈夫。このまま国境を越えて行きましょう」


 僕は、1時間おきに何度も休憩をとり、午後のおやつの時間頃に大きな町が見えてきた。


「お兄様、あれがクレイン独立国首都ラークの町でしょうか?」

「おそらく」


 僕は新風力車を町近くの草原に着陸させて、収納ボックスへ入れると、皆で検問所へ移動した。

 そして検問所の門番に確認を取ると、間違いなくクレイン独立国首都ラークの町である。


 こうして僕たちは、滅亡したシュトラウス伯爵家があったとされる国に、ついに到達したのだった。


挿絵(By みてみん)

簡略地図を作ってみたのですが、PCに詳しくないもので、見づらくてすみません……

網掛けになっているものが国名で、◎印は都市名です。

99話にも同じ簡略地図を載せています。

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