異世界に来ました
現実世界で完結させたかったのですが、異世界に来てしまいました。ローファンタジーとは言えないのかもしれません。思っていたのと違う内容でしたら申し訳ございません。稚拙な文ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
???「これからお前にスキル保有者だけが入学できる魔法学院に来てもらう」
こちら、高槻律。只今異世界に来ておりまーす。天気は良好。風の強さはまあまあといったところでしょうか。西洋風の建築物に囲まれた路地で迷子になってます。ダレカタスケテクダサイ。
「こんなところにいたのか、手間を取らせるな」
「ひぇっ、怖いんですけど。初対面でそれはなくない?」
「初対面じゃないぞ?お前と同じクラスの清水千歌だ」
クラスの人の名前なんて覚えてるわけ無いだろぉーー。しかも話したこともないやつなら尚更。清水千歌、しみずちか、どっかで聞いた名前なんだよなぁ、、、あっ、思い出した!入学式から遅刻をかまし、その上自己紹介では本名ではなく自分で考えたのであろう中二病ネーム「サタン」とかって堂々と言っていたあいつか?!関わるとロクなことがなさそうだ。
「なんだ?言いたいことがあるなら遠慮せず言え。同い年なんだから敬語はなしだ。そういえばお前の名前聞いていなかったな。教えてもらえるか?」
「律。高槻律だ。趣味は寝ること」
趣味までは聞いてないみたいな顔をしないでくれ。いらなかったことは俺が一番わかってるよ、、
「律。いい名前だな。ではこれから魔法学院について説明させてもらう。魔法学院、正しくは”SSkill魔法学院”である。スキル保有者だけが入学できる学院でお前は特待生に選ばれた。光栄なことだぞ。お前のスキルは珍しいものらしく、やっと見つかったらしい。人の役に立てる日がやっときたな!」
今まで人の役に立ったことがないみたいな言い方をしないでほしい。実際、立ったことはないのだが。そうもはっきり言われると傷つく。豆腐の心代表だからな。俺のスキルがそんなに珍しいものだとは思わなかったな。詳しいことを知るためにはそのSSkill魔法学院に入らなければならない。しかし、今の日常を壊したくない。普通に暮らしていきたい。
「悩んでいるのか?それほどまでにお前を縛り付けるものはなんだ」
縛り付けているもの、、、それは、、、
「行こう。その学院とやらへ」
やっと解き放たれたみたいだな。そう、お前を縛っていたのは未来。叶うはずもない夢。
どうでしたでしょうか。結構うまく書けた気がしてます。自意識過剰ですね。自己肯定感は大切だと思います。ラブコメ要素が少なくなってきました。次は増やしていきたいです。もし時間がありましたら評価の方よろしくお願いいたします。箱宮怜でした。