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新たな出会い

はじめまして。箱宮と申します。稚拙な文ですが楽しんでいただけたら幸いです。

   気を許し過ぎだよりっくん。あの紙を見て私は知ってしまったんだ。君が闇属性であることを。


 次の日。俺はやっていなかった宿題を終わらせるために早めに家を出た。なんで昨日やんなかったのだと昨日の自分を恨みながら学校へ向かった。教室には俺の幼馴染である雫がいた。

「おはよ、来るの早いな」

「おはよう!そうかな?いつもこのくらいに来てるよ?」

こんなに早くにきて何をしてるんだと聞きたくなったが別に聞いたところでなんにもなんないなと思い、聞くのはやめた。相手と話しているときにこういう遠慮をしてしまうから相手との距離が縮まらないのかもしれない。

「りっくんこそ早いね?どうしたの?」

「宿題が終わってなくてさ」

「そうだったんだね〜」

そうなんだよーと自分の席に付き、真面目に宿題に取り組んだ。意外と真面目なんだよ俺は。ちょっと待てよ?俺って今めっちゃ陽キャじゃね?だって陽キャの女の子と一対一で話してるんだぜ!陰キャから自称陽キャへと進化した!!

ガタッ…スタスタ…

「昨日の話の続きをしてもいいかな?」

早速本題に入るのか、気が早いんじゃないか?

「そうしようか。その前に知りたいことがある。もしかして俺が能力者であること、昨日より前から知っていたな?昨日の俺の行動だけじゃ確信には至らないとはずだ。」

入学してから一週間だがその中でいつ雫と関わる瞬間があったのか。そこが知りたい。

「そこまで考えて行動してないよ〜。ただ見覚えがある紙が見えたからもしかしてって思っただけ」

バレたか?詰めが甘かったか。行動を起こすには早すぎた。でも今が一番ちょうどよかっただろ。じゃなければ話すきっかけを失っていた。これ以上問い詰められたら()()を出すしかないな…

「俺だったからよかったけど迂闊にスキルの話を持ち出したらいけない」

「わかってるよ。心配してくれてありがと♡」

わかってるならいいんだ。

()()を出さずに済んでよかった。

「話それるけどいつもイヤホンしてるよね?なんの曲聞いてるの?アニソンとか?」

アニソンって…オタクって決めつけるなよっ、まあオタクなんですけど…

「歌詞のない曲っていうか、音だけの曲。この曲を聞いてると自分の世界が作られていく気がするんだ。頭の中だけの自分だけの俺しかいない世界が…」

自分で言っててなんか中二病みたいだな。恥ずかし〜。

「ふ~ん。そういう曲もあるんだね」

興味なさそうだな…。まあ別にわかってもらおうなんて思ってないし。

「こんな話つまんないからやめよう。もっと中身のある話をしなければ充実した生活は送れないのだよ」

「それもそうだね…」

「じゃあ話の続きに戻ろうか…」

「それでさぁ〜、、、それなぁー、、、」

「クラスの人来ちゃったね、、続きはまた後でね」

ああそうしよう。宿題もやらなければ行けないし。

 結局宿題は終わらず、入学早々先生に怒られるなんて。運が悪い。いや、やらなかった俺が悪い。運のせいにするのは違う気がした。

 いつもの帰り道。一人で帰る帰り道。昨日は二人だったな。一回味をしめるといけないな。一人が寂しく感じてしまう。一人が……寂しく……、、

???「おい」

「だれだっあ うむぅ、んんーん!!!」

「静かにしろ。お前に危害を加えるつもりはない」

急に誰かに後ろから襲われた。誰なんだ。危害を加えるつもりはないって、一体何がしたいんだよっ。

「これからお前にスキル保有者だけが入学できる魔法学院に来てもらう」

魔法学院?なんだよそれ。あーwあれか、中二病を患っていらっしゃるのですね?わかりますよ、その気持ち。でもね、他の人を巻き込むのは違うぞ!

「おい!自分の趣味に人を巻き込むのはやめなさい!他人に迷惑をかけない範囲で楽しもうね?」

「なんだお前。僕を変人扱いするな。さあ行くぞ」


ここまで読んでくださりありがとうございます。新キャラが登場しました。これからどうなっていくのでしょうか。いろいろ考えることが多くなってきました。これからも続くと思うので楽しんでよんでいただけると嬉しいかぎりです。評価というものがあるらしいのでお時間がありましたら評価の方よろしくお願いいたします。

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