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それでも彼女は俺のカノジョじゃないわけで。  作者: 遥風 かずら
第6章:見えない何かからの逃避

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207.さよりさん、妄想するSS⑥


 おかしい、おかしいわ。湊とは確かに手を振って別れたはずなのに、どうして自宅に帰っていないの?


 もしかしたらわたしの見間違い? ううん、こんな間近な近所なのに間違うはずがないわ。


「あれっ? さよりちゃん? 家の前をぐるぐると回ってどうしたの?」

「み、湊のお母様! あ、あの、湊は帰っていますか?」

「どこかに遊びに行ったきり帰って来ていないけど、さよりちゃんと一緒じゃなかったの?」

「い、いいえ……で、ですけれど、一緒にいるはずでしたの」

「そうなんだ。あの子は以前に比べると、部屋にいることが減って外に出歩いてばかりだから、そのうちさよりちゃんの所に戻ると思うけどね」

「で、では、わたくしは彼の帰りを待ちますわ!」

「うん、朝に顔を見せたら言っておくからね」


 あぁ、やっぱり湊のお母様はお優しくて、とってもお話がしやすいわ。わたしの将来のお母様に相応しい。


 湊と朝から学校を抜け出して、思いがけずに鮫浜のおじ様と出会ってしまった。そのことで気まずい感じになりそうだったけれど、湊と鮫浜関係の話をすることを避けてくれたのは、正直救われたかも。


 自分の家と湊の家を外から眺めると、本当に近い関係になることが運命づけられているといっても過言ではないわ。


 そして、かつてはその隣にあゆが隠れ住んでいた。今では元通りの空き家になって……あら?


 何かの違和感があるけれど、何かしら。


『おっと、そこに近づくと不法侵入で捕まるぜ? 池谷さより』


 え? 何でこの人がここにいるの? 確か湊の近くにいるはずなのでは……


「あ、あなた……何故、どうして……」

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