◆ミドルフェイズ1
UGN、支部長室。ガタイとノリの良い支部長の前に3人のメンバーが集められた。
涼太、ラネル、葎火。それぞれイリーガル、エージェント、チルドレンとして活動する彼らが、一同に介する形になる。
それぞれがそれぞれの胸に、疑惑の種を抱えて。
GM:UGNの支部にPC全員が集まるシーンです。皆、支部長から呼び出しを受けた形になります。
GM:全員登場で、シーンプレイヤーはラネルさんです。
ラネル:はぁい!
GM:3人が揃うと、早速支部長が口を開きます。「よーし、皆集まったな。最近、FHがこの付近で活動を開始しているっつー情報が入った。まあ絶賛調査中ってことで、まずはその連絡。それと……お前ら、何か気になることとか、報告したいことがあるんだって?」
ラネル:「……では私から」
葎火:「うん、任務の報告が先だよね」(聞く姿勢)
ラネル:「有難う、メートヒェン(お嬢さん)……では。先ほど偵察中、春日恭二と邂逅しました。相手の思惑は不明。戦闘での負傷は両者ともになし。ただ何かを企んでいると思われる言動をしていました」
葎火:「……あの噛ませ、しつこいね?」思わず口にせずはいられなかった模様。
涼太:黙って聞いている。
ラネル:「彼も頑張っているんだ。あまり虐めないであげてくれ……っと、まぁソレだけですが。何か近々起こる、若しくは起こっているかもしれません」
葎火:りっちゃんとラネるんは春日の扱いで対立する未来が見える。(
GM:「“ディアボロス”春日恭二……確かにここのところ目立った活躍は無いが、それでもそこらのエージェントよりは確実に実力のある相手、だな」
ラネル:「……結構言いますね皆さん。まぁ、手玉には取りやすいですけど……報告は以上です」
手玉に取るというか、オープニングでは実際に手を取りそうになっていた。
GM:「FHに怪しい動きアリ、って事だな」報告を受けた支部長は、さて次はどちらかな? と涼太と葎火を交互に見ます。
葎火:「……イケメンさん、先にお話したいことあるなら、どうぞ」
涼太:頼まれた依頼を思い出し、すでに面倒事になってそうだなと感じ、溜息をついてから。「実はですね……神城グループの反UGN派が怪しい動きをしているようです」
GM:「ほほう、神城グループの? FHの動きと、何か関係があるんだろうかねぇ」
涼太:「関係があるかどうかはわかりません。ただ、新しい研究者の配属、莫大な研究資金の投資……とかなり大きな動きを見せているようですよ」
GM:「なるほど……そっちの動きも、気にかけておこう。それで、りっちゃんの方は何かあったのかい?」
葎火:「わたしのクラスメートが、行方不明になったの。それだけなら普通の警察にお願いするもの……だけど、嫌な予感がするの」
GM:「嫌な予感……?」
葎火:「新発売のエナジードリンクの、試飲会に当たったって言った日の夜から、家に帰ってきてない……らしくて。さっきのイケメンさんの話を聞いて、嫌な予感が強くなったよ……もしかしたら、神城グループの反UGN派や、FHが、手を組んで何か考えてる……っていう可能性は、ないのかな」現時点での予想だけど、と補足をつけて報告を終わらせます。
GM:「エナジードリンク?……その試飲会は確かに怪しいな。可能性の話で言えば、十分ありえる事だろう」
葎火:「だから、それについても、調べる必要があると思う」
GM:「だが、FHの狙い、神城の研究所、エナジードリンク……これらのキーワードだけじゃ、事件の全貌を推測するには材料不足と言えるだろう……よし! こういう時はっ」支部長は立ち上がり、君たちに前に立って足をぽん、と叩きます。
涼太:「?」
ラネル:「……」
葎火:「自分の足を使って、調べて回る……ってことだよね?支部長」
GM:「そう! 足を使うんだよ、足を! わかることを順番に調査していけば、事実が浮かび上がってくる……俺の支部長としての勘がそう告げている! という訳でお前ら、早速調査開始だ!」
葎火:「かしこまり、だよ」
ラネル:「了解しました。では皆さん、どうぞよろしくお願い致します」
涼太:「了解です。すでに早月様から頼まれていますし……あ、皆さんよろしくお願いします」
葎火:「こちらこそ、よろしく。ラネるん…………」気安く挨拶してから、イケメンを見てぼーっとする。
ラネル:「よろしくね……でも嫉妬してしまうからたまには私の事も見てね?」ストッパーかけとこ。
葎火:「…………イケメン……うん、やっぱり、イケメン……わたしのレーダーがびんびん……(とそこでラネるんの発言に振り向いて)あっ、うん。ラネるんも、とってもイケ女子だからガン見しちゃうね」
ラネル:「……う、うん。(違う解釈になっちゃったかな?)っと、東山さんもよろしくお願いします」
GM:イケメンレーダーの感度良好ですなぁ。
葎火:りっちゃんのイケメンレーダーと尊みセンサーがギンギンに反応しております。(
涼太:「……よろしくお願いします」(視線に関してはスルーしている)