◆オープニング2
UGNエージェントであるラネルは任務の最中、路地裏でFHのエージェントと遭遇する。
それは――ラネルにとって何度も対峙した相手、春日恭二だった。
GM:次のオープニングは、ラネルのシーンです。
ラネル:あいあい。侵蝕率振りますねー。(ダイスを振る)4。
GM:では、春日恭二もラネルに気付き、振り返ります。「UGNの“グロイビガー”め。よもやこんな所で出くわすとは!」エフェクトを発動し、迎撃しようとする!
ラネル:「……キミもたいがい、変な事をしているね」
GM:なおこの春日は、宣言するだけで退けることができます。
ラネル:「君も良い歳なのだからそろそろ落ち着いたらどうだい?」と言って背後に回り込んで転ばせようとします!
GM:「ふん、こちらにも崇高な計画というものが存在するのだ……ハッ!?」では、返事した一瞬の隙を突かれ、転倒させられてしまいます。
ラネル:「やっぱり真面目だよね、君。大丈夫? 怪我とかしていないかい?」と助け起こそうとしますー。
GM:「これしきの足払い程度で、怪我など――ではないっ! くそっ、貴様と出会うと調子が狂う」手を伸ばしかけて、慌てて飛び退く。
ラネル:「それは良かった。君の顔に傷がついては悲しむファンが居るからね……それで、どうする?」
GM:「……ふん、『今宵の用は既に果たした』。ここは潔く引かせて貰うとしよう」そう言うと、春日は《瞬間退場》でこの場を去ります。
《瞬間退場》は、そのシーンから退場する事ができるエネミー専用のエフェクトである。
ラネル:「そう。『またね』………あぁ、あとちゃんとご飯食べて歯磨きするんだ……っともういないか」
GM:きっと歯磨きは欠かしてないんじゃないでしょうか。立ち絵の歯も真っ白ですし……そして静寂が訪れた後に、ラネルの携帯電話に着信が入る。支部長からです。
ラネル:「……Gläubigerです」改造スマホで電話に出ます。
GM:「おっす、ラネル。首尾の方はどうだ? 何か気になる事があったら、報告してくれ」
ラネル:「お疲れ様です支部長……そうですね。先ほど春日恭二と接触、簡易的な戦闘になりました」
GM:「む、やはりFHが活動を開始していたか……お前に偵察して貰ったのは正解だったな」
ラネル:「戦闘での支障はなし。ただ、彼――『宵の用は既に果たした』という言葉を残し逃走致しました」
GM:「ほう? その口ぶり、いかにも何か企んでるって感じだな。この件はまた調査しなくちゃならんが、お前は戦闘もあっただろう。ひとまず支部まで戻ってくれ。お疲れ様」
ラネル:「えぇ、詳しい事は聞き出せませんでしたが……はい。お気遣いありがとうございます。では15分後、帰還致します」
侵蝕率:シーンに登場したり、能力を使う事で増えていく。高まることで能力が上昇していくが、最後にジャームと化してしまうリスクも同時に上昇する。