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◆ミドルフェイズ4

 支部長がいつの間にか用意していた白衣とマスクを着用して、研究所内に入り込むラネルと葎火。

 どうせ遅かれ早かれ、研究所を調べない訳にはいかない――それは現時点でも明らかだった。

 涼太と合流し、お互いの得た情報を交換し合えば、事件の全容が少しずつ見えてきた気がする……


葎火:「……これはますますきな臭いね」

ラネル:「まぁそうですね……あぁ東山さん。コレ。どうぞ」ポケットにしまえるサイズのペットボトル差し入れよう。

涼太:「あ、どーも」ペットボトルを受け取る。

葎火:「……めーちゃん、無事だといいな……」どうやら、芽依子がここに囚えられたりしてないだろうかというのも思っている様子です。

ラネル:「大丈夫だよ。そう簡単に普通の人には手を出せないだろうし……嫌な事にならないように、私達で助けてあげよう」頭撫でられたら撫でたいですな。

葎火:「うん、そうだよね。FHに何かされる前に、わたしたちが助ければいいもんね」頭撫でられて元気になります。

GM:ふむふむ。研究所内を探索してみます?

葎火:探索希望!そこでバトルになったら上等でぶっ飛ばします。(

涼太:「あーそっか、友人が捕らえられているんだっけか……とはいえFHが関わっているのはほぼ確定。慎重にな」

葎火:「うん、もちろん。迂闊なことして、めーちゃんに何かあったら、いけないもの」

ラネル:「なら慎重に迅速にやろうか。東山さんも無理しないでくださいね?」

涼太:「無理はしないのは当たり前だろ……ん、これ以上大事になるのは勘弁だからな」自分だけ年上なので実は滅茶苦茶不安。

葎火:「それに、もしFHがこの研究所で何かしようとしてるんだったら、わたし、絶対に許せない。絶対に止めよう、二人とも」りっちゃんはつい5年前まで実験体として、研究所で薬物投与とか記憶操作とかあれやこれやされてたのでおこな模様。

GM:よし、ではキミたちは研究所内を探索していく……が、もし人が囚われているとすれば自然とセキュリティの厳重なエリアになるだろう。


 慎重に進んでいたものの、やはり奥へ進めば進むほど監視の目は鋭くなっていく。

 全員でダイスを振り、一番出目が小さかったラネルが警備員に声をかけられてしまう。


GM:「おい、待て、そこの研究者!」警備兵がラネルを厳しい口調で足止めします。

ラネル:「……? 何か御用ですか?」イケメェエン!

GM:「お前、怪しいな……研究者にしては、何というかこう、オーラというか……華がありすぎる!」

葎火:華がwwwwwwwありすぎるwwwwwwwwwwwww

ラネル:「…………(二人のオーラが綺麗すぎるからかな……)」


 あなたです。あなた。


葎火:「……研究者にも、そういう人だってきっと、いますよ?」きょとーん、とフォロー。

GM:「居るかもしれないが、お前らはやはり怪しい。これでもくらえ!」警備兵は問答無用で《ワーディング》を展開します!

涼太:!!

GM:「……」

葎火:「《ワーディング》を容赦なく使うなんて……あなた、FHのエージェントだね……!」一旦距離を取り戦闘態勢に入る!

GM:「貴様ら……《ワーディング》を受けて平気ということは、やはりオーヴァードだな! 排除させて貰うぞ!」

ラネル:「……姫達に手を出すなんて、紳士のやることではないね」

葎火:「それはこちらの台詞だよ。あなたたちに、これ以上日常を壊させや、しない……!」

GM:更に、騒ぎを聞きつけて3方向から、それぞれ10人ずつ程の警備兵が集まってきます。

涼太:「あんまり戦闘は好きじゃねえんだけどな」そう呟くと、周囲に動物たちがやってくる。

葎火:「……二人とも。一番手薄なとこを狙って、一点突破しよう。それが近道だと思う」狐火のように手足を真っ白な毛が包み始める。

ラネル:「仰せのままに」じゃあ大きな剣と香水の弁を構えよう。


 ここで戦闘が開始されたが、3体分の警備兵トループが涼太の操る動物の群れに薙ぎ倒され、唯一残った警備兵のリーダーもラネルの《熱狂》による固定値の暴力を受けアッサリと倒れてしまうのであった。

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