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不機嫌な変態VS男子校、理不尽な嵐に一同驚愕!?

はいはい~、またまた更新してしまいました^^;

仕事中も頭から離れなくなっているほど、皇様に夢中です。(今のところ…ボソッ)

メッセや、評価で頑張れると思うので、どうか応援よろしくお願いいたします(土下座)


それでは、本編をどぞ^^

桜舞い散る、春麗らかな今日この良き日に…


私は地獄の門を明るく元気にノックした。

…って、してたまるか!!!

とうとう来ちゃったよ…男子校…

ものの見事に女の子がいねーや(泣)

ぐちぐちと心の中でぼやきながら新入生総代を私は務める。


え?私が総代を務めているのが不思議?

嫌だなぁ、小さい頃から世ノ杜の般若と名高いばぁ様に私と一緒に帝王学、総世学を受けて英才教育を受けていた帝なら頭が幼稚園児並みの阿呆共に簡単すぎる試験に負けるわけがないじゃないですか。

勿論オール満点で、照れをちょっと含んだ顔をして、


『ねえ様…?あのね、僕ね、満点とれたの!ほら!一杯頑張ったんだよ?…褒めて欲しいなぁ…(チラッ)』

(この回想には、皇の妄想が多分に含まれております。)


っていっていたんだよ!!!

鼻血押さえるの凄く大変だったんだから!頑張って我慢してめためたに褒めちぎったけどさ。

ね!?うちの子まじ天使!!!

可愛すぎてこの溢れ零れる想いを全世界にお裾分け出来れば、皆が幸せになって世界平和は簡単に叶うと思わない?…え?思うわけないって?…頭大丈夫?本当に?


…おっと、私の出番だ。

キチンと(持てる限りの威圧をもって)ご挨拶(頭の悪い奴等に躾を)しなきゃな…?



…春麗らかな、この晴れた良き日に。

私達はこの学園へと胸を希望に高鳴らせ入学を果たしました。

まだ見ぬ希望、まだ知らぬ期待が私達を待っていることでしょう。

しかし、先生方、先輩方。私達はまだ殻を出たばかりの雛です。

まだ世の中に不慣れな私達は、それらを手にする前に困難や壁に打ち当たるでしょう。

そんな時には守り、時に叱り諭して、正しい解答を見付けそれらを手にすることが出来るよう、その大きな背を貸して頂きたく思います。

そして、全ての苦難を共にし、越えてきた仲間と共に、それらを手にしたとき、私達はこの学舎を巣立つ為に其々の背にはかつて憧れた先達方と同じ様な立派な羽を持てることを私は確信しています。

私がそう断言することが出来るのは、この学園が自由と個性を尊重し、しかし同時に、伝統と礼節を重んじる場所だからです。

全てが生徒によって運営されるこの学舎で、私は私の全てを試したい。

そして、自分の限界を知り、さらにその先へと進んでいきたく思います。

このように拙く、稚拙な挨拶しか出来ませんでしたが、私からの総辞とさせていただきます。


その場に居た者達は、彼の無駄のない優美な所作に見惚れ、一挙手一投足を見逃さぬようにと瞬きさえ惜しんだ。

そして、彼の総辞を終える挨拶が聞こえると、皆は本来ならば離席を許されない状況で立ち上がり、彼へと万雷の拍手を惜しみ無く送り、そしてその後に続いた言葉に首を傾げる。


…次の話を持ちまして。…


?????

まだ総辞は終っていなかったのか?

また、彼の話が聴けるのか?

期待か、または周りに流されて一人、また一人と静かに席に着席して行く。

そうして全ての者が着席を終えたら、彼は再び話し出した。


「私は、この世の全ての可愛いもの、美しいものを、そして、愛しい弟である帝を愛でるため、愛するためにこの世に生を受けた。

それ故、男という存在するのも甚だしい輩には視界にすら入ってほしくないものと断言する。

因って、私に対して、この場に居る生徒及び教師諸君。必要最低限以上の接触は控えていただ

くようお願い…いや、命令しよう。

これを守らないものがいたら、直ちに私の持ちうる権力の限りを使用して、そのものを排除させていただく。

ご理解いただけただろうか?

これにて、総辞の締めとさせていただきます。

新入生総代、世ノ杜 皇。」


皇が最後の言葉を満面の笑みをのせて放つと、あまりの衝撃に呆然としていた者達は魅了され、先程の衝撃的な話を記憶の彼方に押し遣り、再度万雷の拍手を送るため席を立ち上がった。


そして式は何事もなかったかのように、恙無く進み、こうして皇は入学式を終えた。

皆の心に小さな凝りを残して

次回、変態VSチワワ。

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