黒い未来
主人公ではないですが、悪役が戦争を起こす目的と手段についてです。科学者がかなり基地外です
「もしまた戦争が起きたらどうなるの?」
誰しも幼い日に暖かい両親に尋ねてみたものだろう。
「大丈夫だよ。この国の第9条はなくならない」
「じゃあ安心だね」
「ああ。ただ、今度戦争が起きたときにはもう世界が終わるだろうな。きっと、サイバーテロなどの攻撃が使われ、強力な爆薬が台頭する。ただ、普通そんなに馬鹿なことをするはずはないがな」
冷戦が起きなくてよかった。だって、そしたら起こせなくなっちゃうもの。命は重い?私の命だけは重い。命よりも重いものは自由。私は一人の一般人の男を殺すためだけに戦争をする。さあ、ゲームの始まりです。私に逆らう奴は殺す。戦争なら、ほぼ致死率100パーセントだよね。
何で殺すか?
一、死を恐れていること、遺族の感情を思うと欲情する
二、私の機嫌を逆撫でした
私は首相の愛人の科学者。狂った首相は私に首っ丈、唯一無二の理解者だ。彼がうらむのはこの国自体だから。
一、国会議員の子の殺人隠蔽のため、村をダムにする計画浮上
二、兄が計画に反対したので、一家皆殺しにされる(隣町で、子供をなくした親に拾われる)
三、成長し、加害者に復讐するうちに国の頂点まで及ぶ腐敗を発見
四、皆殺しにしてやる
追随を許さない天才的な頭脳と優れた外見で首相まで上り詰めた彼。無駄なく、数々の奇跡を起こした彼が最後に起こした奇跡は。自国に対する関係の悪い隣国への、テロ容疑。私は知っている、彼の自作自演だと。このように、火蓋は切られた。今や、誰も気づかないけど彼はもう独裁者。気づいたときにはもう手遅れだから。ただオリジナリティーに欠けるのよね。
つくづく馬鹿な国民だ、一瞬の消費税引き下げに惑わされて命を投げ出した。その代わり彼は義務教育を6年間に引き下げ、保険に関しては自己責任方式にして警察に対する資金援助額も下げた。国民は自分の守りが薄くなることすら気づかない。まともに調査させるのなんか、爆薬やサイバー犯罪くらいだ。国民はいつ死んでもおかしくない環境なんだよ。
「非常事態発生、非常事態発生。首相官邸にミサイルが投下されました、首相は国会にいたので無傷です。また、在日m国人による邦人女性暴行虐殺事件発生。」この二つの情報を同時に発信する悪意。この被害者も、やらせである。人間は美少女、堅実な人には同情的である。これも国のためよ。
「私は、m国と戦争する姿勢を明らかに見せます」
戦争賛成のアンケートは57パーセントが賛成。20パーセントは否定。残りは棄権。
さあ、世界の終わりが近づいた。ゲームの準備が整った。戦争でこそ、私の能力がフルに活かせる。爆薬って、試してみたかった人や建物に。学生時代、理科室から盗める薬品で黒色火薬やニトログリセリンを作る方法は知っていたけど、腕が吹っ飛んだら仕方が無いから作れなかった。あいつを確実に殺せるならナイフで一突きでもよかったけど、確実性が無かった。地雷の上に彼を立たせてぼんっ。妄想が暴走する、新作の地雷なら四肢、五臓六腑、頭部がいい具合に原形をとどめてばらばらに飛んでいく。ああ、けど苦しんで死んでもらわなきゃ。
私の手の上でたくさんの命がいくらのように弾ける、想像するだけで絶頂を迎える。無能なもの、愛される命。一人の人間の死は多くの人の人生を狂わせる、そんなにかけがえの無いものなら壊したい。生きたいと願う命を刈り取る、これこそ究極の支配。ああそうだ、馬鹿なアイツと私のクラスメイトを皆殺しにしてあげる。せっかくのこの人生、この体、フルに活かさないとね。うふふ、けど、君には特別メニューが用意されてるの。ふっ、無能な馬鹿女全員には慰み者になってもらうわ、中には遊んだ子もいたけど私は家族以外は殺せるから。面倒くさいから皆殺し、連絡網は捨てたけどアルバムはあるからいけるよね。税金を超下げたけど、戸籍を維持した価値があった。これでお前らの死は確定した、残りの男子はめんどくさいから部屋にぶち込んで燃やしてやればいいや。いや私って優しい、さすが男好きだね。人間の体は化学系の痛みに弱いからって、女子と志田谷 和馬にだけ使うなんて、本当に私って天使。
人を殺すなら、思い入れがあったほうが楽しんで殺せる。ユダヤみたいに一室に収容して惨殺した後m国人どもってことにしてあげる。
「くふふふふ、ふふふふ、ふくくくっ、くひゃーッ八八八八。ああ、濡れちゃった。総理に抱いてもらわなきゃ」