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リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海の死闘
95/201

夜明けの会戦

一方、ベッツィー率いる艦隊は、ダイズ諸島まであと2時間くらいのところにいた。


「各艦に伝えよ。敵だ待っていると」


「はっ・・・」





前日の夕刻、マリハ艦上にはミナム・カーネル・ミヌと相変わらず調子が悪いソウシ


の姿がそこにあった。彼らの姿を見つけたベッツィーは、ゆっくりと近づいてきて


「明朝には海賊と遭遇するでしょう。」


その言葉に驚く4人、そんな中でソウシはしんどそうに聞いた。


「なぜ?」


「ダイズ諸島は、クリオ海賊団が拠点としているところだ」


「そうでしたか。」


「とりあえず、今は休んでください」






水平線が徐々に白く明るくなる薄明の頃、ベッツィー率いる艦隊はダイズ諸島に差し掛かっていた。


そんな時だった。右の島影から突如、衝波が飛んできた。


「艦長!!大きな衝波が近づいてきます。!!」


「何!!!面舵一杯!!直ちに対魔シールドを!!」






ズシーン!!!





衝波はマリハの船首をかすめた。


「よし、かわした」


「海賊船を確認」


「それで」


「船影 3 こちらに向かって突っ込んできます」


ベッツィーの眉がぴくっと動いた。


「3隻だと。」


「敵に船首向けよ!! 全速前進、右舷攻撃用意!!コウア・セツに伝令 縦陣で行くと」


敵に右舷側を見せたベッツィー艦隊は、攻撃しつつ右旋回しながら徐々に船首を海賊船のほうへ向けた。


「ようし!!!このまま突っ込め!!」


「ほう・・ギタの奴、うまくやっている」


にやりと不適な笑みを浮かべたのはクリオだった。







この時、ミナム達もこの響きと共に目を覚まし、甲板に上がって驚いたすでに衝波の撃合いが始まっていた。


「始まっているぞ!」


「ミナム殿!!こちらへ!!」


外に出たミナムを呼び戻そうとするソウシ


入り口の方を見たミナム


「剣と縦をくれ!!」


「はい!!」


ミナムの方に剣と縦を持って行くカーネルとミヌ


「行くぞ!!」




艦橋では、一隻の海賊船がダメージを受けていないことに気付いていた。


「艦長・・・あれは?」


「対魔シールドか」


「そのようで。」


その時だった左舷の見張りが声を上げた


「艦長!!左舷から船影5隻確認」


「艦長!!いかがなさいます。」


「挟撃か?いや。多分、もう5隻いるはず・・・すれば・・右舷側の島の右端からか・」


「多分」


「見張りに伝えよ。島の右端をよく監視するように」


「艦長、針路は、?」


「まず、前の3隻を叩く!!超弩弓を」



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