現代での出来事
由美の前に座るソウシとミナム、
「そういうことだったの。ところで、みゆは?」
「い・・・いや・・・情報がない」
「そう」
「ミヌ殿か?」
そう言って話に入ってきたソウシ
「いや・・ミヌではなく、みゆって、俺の姪っ子なんだ。」
ソウシにみゆのことを説明するミナム
「そうでしたか。」
「ところでソウシさんてもしかして女?」
「そうですが・・・何か」
ソウシの言葉を聞いて、ミナムの頬をつねる由美
「イテテ・・・なにすんだよ。」
「これで3人目よ。いい加減にしなさいよ。カーネルさんはどうするの。」
「今回、無事カーネルの故郷に戻ったら、結婚するよ。」
「何故、結婚しなかったの」
「い・・いや・・・いろいろあって・・」
「そう・・」
「ソウシさん、何か食事でも、」
ソウシは、ボーッとしていた、帰ったらミナムはカーネルと結婚するのか・・・
「ソウシさん!!」
「えっ?」
「い・・いや・・・まだですが・・」
「ちょうどよかった。今から行かない?」
「旦那のは?」
「旦那?今日は遅いって」
こうして3人は近くのファミレスへ向かった。
足取りの重いソウシ・・・仕方がない・・・そう思うが体がやけに重い。
「ソウシ殿、大丈夫ですか。」
「ええ・・まぁ・・」
3人はファミレスで食事を取っていた。ソウシにとっては不思議だらけだった。
「どうしたの?」
「あ・・いや・・」
「なにも・・」
「よっちゃん・・じゃぁ・・」
由美と別れたミナム達は家に向かった。
「ミナム殿、これからどうやって。向こうへもどるのです」
「帰ってパソコンを動かして見るから」
「パソコン?」
「あの時光ったやつだよ・・」
「ああ・・あれか?」
おかしい・・・体が重たい・・・どうしたんだ?
「ソウシ殿?」
「大丈夫・・・くっ・・」
「どうしたんですか?」
あ・・あしがつった。右足を押さえうずくまるソウシ
「大丈夫ですか?」
「だ・・・大丈夫です。」
そう言って立ち上がろうとするソウシだったが倒れこみミナムに寄りかかった。
「無理しない方がいいですよ」
そう言ってソウシをミナムの背中に誘導した。
「いいですよ・・恥ずかしい。」
「大丈夫だから」
そう言ってミナムは、ソウシをおんぶした。
ミナムの背中に揺られるソウシ
「ソウシ殿・・」
「何ですか」
「意外に軽いんですね」
「バカ・・・」
このまま・・・もうしばらく・・・このままで・・・・いさせて・・・かなわぬ・・・
そう思っていると家に着いた。
「すまなかった。」
「いいよ。疲れたんでしょ。お風呂入れるからちょっと待ってて。」
そんな笑顔をみせるな・・・頼むから・・
一人風呂に入るソウシ・・・今日のミナムの言動が心に刺さる
なぜ、私は彼を好きになったんだ。いや・・・勘違いだ・・・
もし、好きだとしても・・・この気持ちは、知られてはいけない。
そう悩んでいると眠気が襲ってきた。
風呂から上がろうとするソウシ・・・
あれ・・・?
バターン
風呂場から大きな音がした慌てて駆けつけるミナムそこには全裸のソウシが
目を覆いながらバスタオルくるむミナム・・・
なんとか来るんでソウシをベットへ運んだ。
翌朝、ソウシが目を覚ますと、ベットに顔を伏せミナムが眠っていた。
わたしは・・・? お風呂で? えっ? 顔を真っ赤にするソウシ・・・
服を着ていない・・・えっ?・・起き上がろうとすると体中が筋肉痛できしむ
ソウシが筋肉痛にあえいでいるとミナムがむくりと起きだした。
「ソウシ殿・・大丈夫でしたか?」
「すまぬ・・運んでくれたのか」
「ええ・・まぁ・・」
視線を合わせしばらく黙り込む二人・・・
その時だった。パソコンが輝き出し二人を包んだ。




