久々の現代
「き・・消えた・・・?」
驚くベッツィー・・・・
「ああ~あ・・・」
「カーネルさんどうします?」
「そうするもこうするも・・・帰ってくるの待つしか・・」
「そうですねぇ~」
淡々と話す二人を見ていたベッツィー
「カーネル殿・・・ミヌ殿・・・二人はどこへ?」
「ミナムがいた世界へ・・・」
「ミナム殿がいた世界とは?」
「よくわからないんだけど・・・夜も明るく・・・馬もいないのに勝手に走る馬車とか・・」
「絵がひとりでに動いてし話出したり・・」
「そうそう・・」
ベッツィーはカーネルとミヌが話している内容がまったく理解できない・
「夜も明るい?勝手に走る馬車?動く絵が話す?」
「そう悩まないで・・・ベッツィーさん」
「そうそう・・・とにかくよくわかんないところなの」
「そうでうすか・・ところで二人は戻ってくるんですか?」
「たぶん・・・5日後くらいたったら・・」
「そうですか・・・」
そういい残してベッツィーはその場を去って行った。
「ところでカーネルさん・・」
「何よ・・ミヌ」
「今頃、二人・・・向こうで・・」
「あ・・・」
思い出したカーネル
「ひょっとして、裸で?」
「・・・・たぶん・・」
そう言って腕を組んでうなずくカーネル
「ソウシさん・・・律儀だから・・・」
「だから?」
「ミナムさんのこと好きになったりしないわよね」
「たぶん・・・」
「ミナムさんも裸で寝てるだけって気付いているし・・・」
「そうねぇ~」
「襲ったりしないわよね」
「ミナムに限って・・・」
「じゃなくて・・・ソウシさんが」
その光景を思い浮かべるカーネルとミヌ・・・二人して首を横にふった。
「ありえないわよ・・・」
「そうね」
不安がよぎる二人だった。
その頃、ミナムとソウシは現代のミナムの部屋で寝ていた。
ふと目を覚ますソウシ・・・横には男性の裸が・・・夢か・・・
自分は男の腕の中で男性の体に抱きつき甘えた・・
う~ん・・・こうやって自分が女として生きたい・・・
そう思いながら・・・夢見心地に浸っていた・・・
しばらくして、ソウシは考えた・・・え?・・
そう思ったが抱きついている相手の体が妙に生々しい・・・
どうしたんだ・・・あっ・・・さっき突き飛ばされてミナム殿にぶつかって・・
ふと顔を上にあげるとそこにはミナムの顔が・・・
え!!!
驚きミナムの抱きついたまま・・・固まるソウシ・・・
わ・・た・・・し・・・は・・・だ・・・かだ・・・
そんな時・・・う~ん?と目を覚ましたミナムと目が合った。