表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海での出来事
78/201

ベッツィーVSスクィニー

「カーネル!!ミヌ!!艦長を早く!!」


そう叫んでベッツィーを運ぶ3人


ソウシはベッツィーの背中を見てすぐに手当てを施した。


「大丈夫・・皮を掠めた程度だ。」


「ああ・・」


なんということだ・・・スクィニーにも勝てず・・・女だとばれてしまった。


そう落ち込見ながら服を着替えるベッツィー・・・


そこへソウシが話しかけた


「ベッツィー殿・・・・何をそんなに怒っておるのだ。」


ベッツィーはソウシを睨んだ。


「怒ってなどおらぬ」


「そうかな・・・」


「そういう意味だ」


「超弩弓をつかえるほどだったら。あのようなことはあるまい」


「それに・・・あのミナム殿も五分五分ではないか・・」






ベッツィーがそう話していると横から服と鎧を準備していたカーネルとミヌの声が聞こえてきた。


「カーネルさん。どのくらい魔法かけてます。」


「かけてるって?」


「だからミナムさんの力を制御する・・・」


ミヌの言葉に・・・・しばらく、固まるカーネル・・・そういえば・・・・


あの時から・・・ずっと・・・全開でかけっぱなしだった。


「カーネルさん?」


「あ・・・ごめん・・・そのままだったわ・・・そういうミヌは?」


「私もなんです・・・」


「ってことは?」


「そう・・・あの逢坂の関も・・・」


「じゃぁ・・・」


「さっきの戦いを見て思い出したの」


「今はずしたら・・」


「まずいです・・・たぶんこの船がもなたいかも・・」


「じゃぁ・・」


「「どうしよう・・」」




その話し声を聞いたソウシは、たぶんそんなところだろう・・・思っていた。


前のアクバの戦いや京へ向かう時、ミナムの力を目にしていたソウシには


ミナムの動きが遅いことに気付いていたのだった。


一方、ベッツィーは、驚きの表情を隠せなかった。


そこへソウシは再び話しかけた。


「ベッツィー殿あなた次第でこの戦の勝敗が決まります。何に怒っているのかはわかりませぬが。今はスクィニーを倒すことに集中しなさい。」


「私は、怒ってなどおらぬといっておるでしょうが・・・」


「ならば、ここで休んでください。私かミナムのどちらかがスクィニーを倒してきます。」


その言葉を聞いて、ようやくわれに返ったベッツィー・・・そうだ・・・奴を倒しさえすればよいのだ。


しばらく目を瞑り・・・


そして


目を開いた・・・・


「私はこの艦の艦長です。私がやります。」


「そうですか。」


ベッツィーはゆっくりと立ち上がり剣を手にした。そして、スクィニーの方へ向かっていった。




ベッツィーを目にしたスクィニー・・・


ベッツィー・・・そう思っていると


「ミナム殿!!後は私に任せてください。」


そう言ってベッツィーがミナムの前に立った。


「ベッツィー殿、大丈夫ですか?」


「ああ・・・」


ベッツィーが剣をかまえたのを見てスクィニーは叫んだ


「貴様・・性懲りもなく出てきやがって・・今度こそこの刀の餌食にしてくれる!!!」



そして、剣先が数回火花を散らし二人はすれ違った。


次の瞬間・・・スクィニーは倒れこんだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ