ベッツィーの焦り
「貴様!!!この程度か!!!」
そう叫んで、ベッツィーをまた突き飛ばしたスクィニー
くそ・・・なぜだ・・・なぜ・・・負ける・・・親父力を貸してくれ・・・
「なにを!!!」
体制を建て直し、スクィニーに切りかかるベッツィー
「まだわからんのか!!!」
ギン!!!
今度は、刀を飛ばされ、剣先を目の前に指されたベッツィー
「あ・・・」
その時だった。
「待て!!」
カーン!!!
「何じゃ!!」
スクィニーが声がした方を見ると、刀が刃を横にして顔面に直撃している男が立っていた。
なにやつ・・・こいつだろ・・・さっき。待てと言ったのは・・・不思議そうに見ていると
ハラリと刀が落ちた。顔に直撃した部分を赤く腫らしながら
「痛かったぞ!!!」
そう叫んで近づいてくる。
「何奴・・・」
「俺がミナムだ!!!」
そう言って刀を抜いた。
「貴様が・・・ミナムか・・・まず貴様から血祭りにしてくれる!!」
二人の剣先が交わり火花が飛び散った。
ギン!!
次の瞬間、ミナムとスクィニーの剣が交差し、つばぜり合いになった。
「ぐ・・」
なんてパワーだ・・・今までの奴とは全然違う・・ミナムは、剣に力をこめた。
しんじらん・・・こんな小さい奴にこんなパワーがあるなんて、スクィニーも驚愕していた。
そこへソウシ達がやってきた。
「ベッツィー殿、大丈夫か!!」
「ああ・・・大丈夫だ」
そう言って目を見開き起き上がるベッツィーは刀を探した。
「ベッツィー殿!!」
声をかけベッツィーの刀を差し出すソウシ・・・
しかし、それに気がつかず刀を探すベッツィー
奴を倒さねば!!焦りだけが彼を襲った。
それを見ていたソウシは大声で
「ベッツィー殿!!」
はっ目の前に刀に気付きベッツィーは、スクィニーに向かった走っていった。
「待て!!」
その頃スクィニーとミナムのつばぜり合いが続いていた。
「ぐ・・」
「ぐぉぉおお!!」
ギン!!
お互いの刀が火花を散らし、お互いを突き飛ばした。
スクィニーとミナムはお互いの力で後ろに3mほど飛ばされた。
その光景を見たカーネルが驚きを隠せなかった。
「ミナムが跳ね返されてる・・・」
「そんな・・」