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リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海での出来事
74/201

混乱する海・・・

「なに!!2隻とも沈んだだと!!」


報告を受けたスクィニーは信じられなかった。


「敵がひるんだぞ」


ベッツィーも振り向き、副長に言った


「総帆開け、全速で海賊船の前に出る・・・副長、操船を頼んだぞ。」


「艦長・・・」


「超弩弓を準備・・・俺も戦う!!」


超弩弓、普通の矢と違いこれに衝波を注入し使用する特別な弓矢・・・


これを使いこなせるのは海軍に数えるほどしかなく


その一人がベッツィーだった。


帆を張り終えてマリハ・・・速力を徐々に上げていった。


その様子を見たスクィニー


「全船速力を上げろ・・・」


海賊船の追跡に少し焦るベッツィー


「敵もやるな~」


そう言って超弩弓の弓を引いて、一番近くの海賊船に照準を合わせ放った。


放たれた矢は轟音を轟かせながら海賊船に直撃した。




バキ!!!




右舷船尾付近に直撃を受けた海賊船は、煙を上げ大破し、3本あるマストの船尾側1本が折れて倒れた。


その頃、左舷側に着いたソウシとミナム達・・・飛び交う衝波の中、ソウシは刀を構えた。


「真空波!!」


ソウシはそう叫び刀を振り下ろした。


振り下ろされた刀は、光り輝き、轟音を立てた。刀の先から放たれたその光は


煙を上げ大破し傾きつつある海賊船に直撃し、完全に船体を2つに追ってしまった。



「船長!!!2番船轟沈!!」


「みりゃ・・わかる・・」


目の前の光景に逆に冷静になるスクィニー・・・顔は完全に青ざめていた。


なんて奴らだ・・・あの4人は・・・


しばらくして・・・超弩弓の直撃を受け、沈没する3番船・・・・


「船長!!」


「本船をぶつける!!全速前進!!」


「船長!!」


「俺が前に立つ!!」


海賊船がまっすく近づいている様子に気付いたベッツィー


「艦長、突っ込んできます!!」


「わかってる。」


ベッツィーは超弩弓を放った。



バキ!!!


ベッツィーの放った矢を刀で跳ね除けるスクィニー


「へっへっへっ」


「な・・なに!!」


跳ね除けられたことに驚くベッツィー


ミヌが衝波を撃つとこれも跳ね除けた。


「えっ!」


驚くミナム達・・・


今度は、スクィニーが攻撃を仕掛けた・・・


「どりゃー!!!」


スクィニーが放った矢は、ベッツィーの超弩弓よりもすさまじいものでった。


「急速回避!!!」


「ま・・・間に合いません!!」


迫り来る光の矢に誰もが目を瞑った。





どーーーん!!!




轟音と共にビリビリっと船体に衝撃が走った。


だれもがしまったと思った時だった。本来この後に来る衝撃波が来ない・・・


攻撃された場所を見るとミナムがその攻撃を盾で受け光に包まれた。


「く・・」


「ミナム!!!」


やがて、スクィニーの放った光の矢が消え・・・そこに立つミナム・・・


攻撃を受け止められたスクィニーも驚愕の色を隠せない


「なに!!」


驚いていると船首マスト攻撃を受け、マストがスパッと海に落ちた。


「くそ!!」


スクィニーの睨んだ先にはソウシがいた。


「なんて奴らだ。・・このまま突っ込め!!」


「全力回避!!」


「無理です!!間に合いません!!」


「来るぞ!!全員、格闘戦準備!!」


そして、船首が折れたままスクィニーの海賊船がマリハの左舷にぶち当たった。


ズシーンという音と共に振動が船体伝わった。


「それ!!乗り込め!!!」


そう叫ぶスクィニー


「応戦しろ!!」


ベッツィーの怒号が飛び交う。


戦艦マリハになだれ込んでくる海賊達・・・応戦する水兵達!!


ミナム達も乗り込んできた海賊達を次々に倒していった。


一方、ベッツィーの前にはスクイニィーが立ちはだかっていた。


「お前が・・・ベッツィー・・・か」


睨みを利かすスクィニー・・・睨み返すベッツィー  


こいつが・・・親父の仇・・・か・・・


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