表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リーマンクエスト  作者: Seabolt
英雄はつらいよ
61/201

たくらみ・・

部屋に戻ったカーネルとミヌ・・・


二人とも今ミナムが風呂に入っていることを考えながら、身の回りの整理をしていた。


思い切ってお風呂に行って・・・きゃ・・・などど酔いに任せ勝手な妄想をそれぞれ考えていた。


そして、ミヌの方を向いたカーネル


「あれ?ソウシさんは?」


ビクッとするミヌ・・そーとカーネルのほうを振り返り


「ソウシさん・・は・・自分の部屋に行きましたけど・・」


カーネルは挙動不審なミヌをよく見て


「ミヌ!!」


「はい・・・」


そう答えるとミヌの手元から下着がポロリと落ちてきた。


「あ・・・」


落ちた下着を拾うカーネル、そして、それをミヌの目の前に見せた。


「これは?」


「下着・・・です。」


「それくらいわかるわよ」


「ですから・・」


「ひょっとして?」


「ちがいます。ただ・・・単に風呂の準備を・・・」


「ふ~ん・・風呂ねぇ~」


横目でミヌを見るカーネルは、ミヌのほほを指でつついた。


「・・・」


「本当に準備だけ?」


「あ・・」


真っ赤な顔をするミヌ・・・その光景を見て、カーネルは


「お風呂・・・入りに行こうとしたでしょう。」


黙って、コクリとうなずくミヌ・・・


なんて・・・大胆なの・・と思いながらカーネルも準備をしていた。


ミヌがふとカーネルの荷物を見ると、そこには、下着が・・・


「カーネルさん?」


「はい?」


「ひょとして・・」


ミヌが言おうとした瞬間にカーネルはミヌの両手を握り、


「一緒に行きましょう」


ひきつったにこやかな笑顔で話した。


「そうね・・・」


言い返すミヌの顔もひきつっていた。


その頃ミナムは、湯船の中にいた。


結局、今度は海賊退治・・・か・・さてと、と湯船から上がりミナムは頭を洗い始めた。


廊下を歩く二人をソウシが見た。


「カーネル殿、ミヌ殿、どちらへ・・」


「あ・・・お風呂です・・・」


二人の頭の中はミナムのことでいっぱいだった。


「ミナムさんあがったのですか?」


ソウシの言葉を聞いていない二人、適当に頭を下げた。


「それでは・・」


そう言い残し、そそくさと風呂に向かった。


二人の行動に頭をかしげるソウシ・・・


変だな~と感じながら、風呂があいたのなら入ろう・・そう思い自分の部屋に戻った。


脱衣場でそそくさと服を脱ぐ二人・・・


風呂場のドアをそーっと開けるとミナムが一人頭を洗っていた。


二人はドキドキしながら、そのまま湯船につかった。


あれ・・なんか音がしたような・・・とミナムは思ったが・・・とりあえず


頭の石鹸を落とし、体を洗い始めた。


その頃、ソウシは、脱衣場につき服を脱ぎ始めた。


体を洗い始めたミナムを見て二人はそーっとミナムの後ろについた。


そして、ミナムの耳元で二人は囁いた。


「ミナム」


「えっ・・・?」


振り返るミナム・・・そこには全裸のカーネルとミヌが・・・・


「◎×△?◎□×!!」


驚き声が出ないミナムを二人がむぎゅうと抱きしめた・・・


「あ・・・あ・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ