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リーマンクエスト  作者: Seabolt
英雄はつらいよ
58/201

謁見

この日は、ミナム、カーネル、ミヌの3人は緊張していた。


なんといっても、この国の皇帝であるミカド様に会うのだから、


そう思うと・・・あれ・・・3人ともよく寝ていた。


実は、旅の疲れがどっと出たのだった。


3人ともが、心地よい目覚めと共に謁見のことを思い出し、


急に緊張がこみ上げてきたのだった。


謁見の前に、マヤザキと会見があった。


「あなたがミナム殿でしたか。」


言葉とは裏腹に、眼光鋭く、一部のすきもない様子のマヤザキに


ミナムは圧倒された。


「ええ・・まぁ・・・」


手で頭を掻き、頭を下げるミナム


「うわさは、京まで広がっております。」


「そんな・・・たいしたこと・・・」


「いえいえ・・・あの両刀遣いのミドリを倒すとは」


「はぁ~」


「なに、ご謙遜なさってるんですか。」


「ええ・・まぁ・・・」


「ところで、ミナム殿、ミカドにもちろん忠誠を誓うんでしょうな。」


その言葉を聞いて、ヤマト姫の言葉をおもいだした。


「絶対に、忠誠を聞かれたら有無を言わさず、はいと答えるのじゃ・・・


よいな・・・さもないと、即謀反にとして、処分されるぞ。」


「はい、忠誠を誓いに来ました。」


「ははは・・これは、心強い」


一通り話を終えた二人、マヤザキはミナムを送らせた。


大臣の使いがマヤザキに話しかけた。


「ミナムはどうであった?」


「くえんやつだ、本性が見えぬ。」




しばらくして、謁見を許された3人は、京の大極殿へだされた。


そこで、ミカドの前にひれ伏す3人・・・


「そちがミナムか。」


「はい。」


「よくきてくれた、あの両刀使いのミドリを倒したというではないか、余は満足じゃ、」


「ありがたきお言葉」


そこへ、右大臣がミナムに話し、その言葉をミカドに伝えた。


「ミナム殿は今、ここで陛下に忠誠を誓うそうです。」


「そうか、そなたが見方に入れば、グレースも安泰じゃ、のぉ右大臣」


「陛下の仰せのとおりで・・」


「褒美をとらす」


「ありがとうございます。」


ミナムは頭を下げ、しばらく、


「ところで、ミナム・・・急で悪いのだが。」


その言葉にミナムは悪い予感がした。なんだろう一体


急に話を変えるなんて。そう思っていると


「おぬしに頼みがある。」

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