困惑のミナム
裸のミヌを見たミナム・・・
「ミヌ・・どうして?」
そう困惑しているとミヌは、三つ指を突き
「今夜は、私とすごしてください。」
「ちょっと、待て!!ミヌ!!」
ミナムがそういうと、ミヌは真剣な顔をして、
「カーネルさんは抱けても私は無理なんですか?」
ただ、ただ、驚くミナム・・・何故?
「わたし、昨日のこと、知っていたんです。けど、けど・・」
そう言ってミナムに抱きつき泣き始めた。
しばらく、ミナムの胸の中で泣いていたミヌが落ち着いた頃
「どうして?」
「あなたがカーネルさんを抱いているのをじっと耐えていたの」
そう言って、ミナムの胸の中から顔を出し、涙目で訴えた。
「ミヌ・・・」
「わたしも。好きなんです・・・だから」
「けど・・」
否定しようとするミナムの口をミヌの唇が塞いだ。
キスされたミナム・・・ボーとしていた。
しばらくして、
「今日だけは、カーネルさんのことは忘れて、私だけを見て」
どうしていいかわらないミナム
「けど・・」
「カーネルさんのことなら心配ないから」
「えっ?」
どういう意味、ひょっとして、
「どういう意味だ」
「二人で決めたんです。昨日はカーネルさん、今日はわたし・・と」
「ちょっとまて・・・じゃ・・昨日」
「そう・・」
ミナムは焦った・・・
「けど・・ミヌ・・こんな形でいいのか?」
びくっとするミヌ・・・しばらく無言になった
しかし
「でも・・・もう・・・時間がないの」
「どういう意味だ。」
「今日、私と契りを結ばないと二人とも死ぬんです。」
「え?」
「じゃぁ・・・昨日は、」
「そう・・・明日までに二人がミナムさんと契りを結ばないとみんな死んでしまうの」
しばらく考えるミナム・・・
カーネルもミヌも俺のために命がけで・・・
そう思うと目の前のミヌもいとおしく思えてきた。
腕の中で必死に訴えるミヌの姿を見ていたミナム
「だから、わたし・・・」
ミヌの言葉をさえぎるようにミナムがキスをした。
その感触に両目を見開き驚くミヌ・・・心臓は爆発神前だった。
ミナムはミヌを抱きかかえ、おでこをくっつけてしばらく見つめあった。
「今日は、俺だけのミヌだから・・・」
そのまま二人は夜をすごした。