翌朝
ミナムが目を覚ますと横には、カーネルが寝ていた。
じっとカーネルを見つめるミナム・・・
ふと、カーネルの髪をふれ、おでこにそっとキスをした。
「んんん・・」
カーネルがふと目を開ける
目の前にミナムが・・・
昨日のことを思い出し真っ赤になるカーネル
しかし、次の瞬間、悲しみが襲ってきた。
そう・・今日は、ミヌが・・・・
ふと・・涙が落ちてきた・・・・
それを見て慌てるミナムに
「どうした・・・カーネル・・・」
そのまま、カーネルはミナムに抱きついていた。
しばらくして、落ち着いたカーネル
「カーネル・・・大丈夫?」
「うん・・・」
うつむくカーネル・・・
そして、そそくさと服を着始めた
「カーネル・・どうした?」
カーネルは服を着終わると無言のまま部屋を出て行った。
呆然としているミナム・・・
どうしたんだろう?ひょっとして・・はずかしいのかな?
そう思いミナムは服を着ていた。
部屋を出たカーネル少し歩いたところで待っていたのはミヌだった。
ミヌについて歩くカーネル
しばらく歩いて立ち止まり振り返ったミヌ、それに合わせ立ち止まるカーネル
カーネルを見た時、その雰囲気にミヌは驚いた。
無言で向かい合う二人・・・
「今日はあなたの番よ・・・」
最初に口を開いたのはカーネルだった。
「は・・い・・・」
朝食をとりに来たミナム、そこには、カーネルとミヌがいた。
「おはよ・・」
カーネルは一瞬視線をミナムのほうへ向けたが、すぐにその視線を落とした。
あれ?拍子抜けするミナム・・・
カーネルの横に座ろうとしたが、横には、ミヌが座っていた。
しかたなく、二人の前に座るミナム
「おはようございます。ミナムさん」
ミヌの元気な声が返ってきた。
それに対し、カーネルは、ボソッと返事してきた。
まだ・・・照れてるのかな?
そう思いつつ朝食を食べ始めるミナム
「ごちそうさま」
まだ食べているミナムをおいてさっさと席を立つ二人
一人取り残されたミナム、どうしたんだ二人とも・・・
部屋に戻ったミナム、いつもと違う雰囲気にひょっとして昨日のことミヌに
ばれたのでは?
そう考えると少し気まずい・・・・
ミナムは、そんなことを考えながら出発の支度をしていた。
「ミナム殿、時間です。」
ミナムを呼びにきたのはソウシだった。
「はい。」
外でカーネルとミヌを待つ一行、二人が出てくると
カーネルの雰囲気にソウシは驚いた。
昨日とはまったく違う、ミナムと契りを結ぶと
こんなに魔力が上がるのか?
しかし、ソウシはそれを隠し、
「そろそろ、行きましょう」
こうして、ミナムたち一行は、今日を目指し次の宿場 南光を目指し旅立った。