旅の途中
セイの地、カモベ村から京までは、3日を要する。
特に、セイの地とガイの地との国境のカスズ山地の峠は、
難所で、時々、死者が出ることもあった。
「はぁ~」
ため息をつく、カーネルとミヌ・・・・
「どうした二人」
二人のほうを振り向きミナム、二人は慌てて
「な・・・なにも」
「そうか・・・」
そう言って前を歩くミナム・・・
その様子を見て、顔を見合わせため息をつく二人・・・
ヤマト姫の言葉を思い出していた。
「お前ら・・・契約したんだろう」
「はい・・・」
そう答えるカーネルとミヌに
「お主らわかってるんだろうな?」
その言葉にしばらく不思議そうな顔をしお互い顔を見合わせる二人
「なにを?」
「二人は、契約したんだろう・・・」
「それが?」
「契約して、一ヶ月以内に契りを結ばないとお前らの命が・・・」
「えっ?」
その言葉に驚く二人
「命がなくなるのじゃ。」
「いのち・・・ですか?」
「そうじゃ・・」
「誰の?」
「お前ら3人のじゃ・・・戦士と魔導士が異性で契約をする時は、1ヶ月以内に・・
・・・契りを結ばないと・・・両方が死ぬのじゃ」
二人は、顔を見合わせ再びため息をつく二人・・・
こんなかたちで、初体験を・・・
とにかく二人は、京につくまでに契りをむすばなければならない
ただ、二人はため息をつくだけたっだ。
そして、ミナム達が峠を越えようとした時だった。
「貴様がミナムか!!」
「はぁ?」
その声に間抜けな返事をするミナム
「ミナム殿!!こちらへ」
ソウシの言葉で、すばやく、ミナムを警護布陣を取る黒騎士団
「ふっふっふ・・・」
不適な笑い声がする