あれ?
「お~痛てて!!」
やはり空中戦では、こちらが不利か・・・そう思いながら・・・
「まだ生きていてか!」
ミナムの上空を飛ぶアクバ・・・
ミナムは、とりあえず曲がって使い物にならない刀をアクバの方へほぼ真上に向かった投げた。
ひょいっとよけるアクバ
「そんなものがあたるか!!!」
とりあえずミナムは手当たりしだいアクバに向けて、石を投げ続けた。
「当てて見ろってんだ!」
らくらくとよけるアクバ、そんな中、ミナムはブーメランを見当違いのほうへ投げた。
「どこへ投げてるんだ!!お前こそばかじゃねぇか?」
次の瞬間、
カーン!!
アクバにブーメランが直撃した・・・・
「貴様!!!バカにしやがって。」
そんな言葉も聞かず、ただ、石を投げ続ける
「ミナム!!!」
「ミナムさん!!」
そう言って近づくカーネルとミヌ・・・
その動きを見たアクバが一瞬動きが鈍くなった。
それを見て、黒騎士団が一斉に衝波を放った。
「うわ~!!」
その立て続けに襲ってくる衝波を掻い潜り、反撃をするアクバ
「この!!!」
黒騎士団の近くで爆煙が上がる・・・なかなか捕らえきれないアクバ
そこへ・・・ミナムは、狙いを済まし、思いっきり石を投げつけた。
一投目、飛んでいるアクバのわずか後方を通過・・・
そうか・・・もう少し手間か・・・
二投目・・・
ミナムの投げた石に気付き、急ブレーキをかけるアクバ。
それを見て3投目を投じた。
そして、アクバがミナムの2投目をよけ睨んだ時、
目の前に3投目が来た。
「うわ~!!」
カーン!!!
直撃・・・
次の瞬間、
集中砲火を受けるアクバ・・
「くっ・・・!」
直撃に必死に耐えるアクバ・・・
ミナムはころあいを見はかりアクバの上に大きな岩を投げつけた。
その石はアクバをそれ・・・はるか上空へ向かって行った。
やがて、重力に逆らえなくなり、徐々に加速し落ちていった。
一方、集中砲火に耐えていたアクバ、己の魔力を最大にし、攻撃を跳ね除けた。
「ぐぁぁああああ!!!!」
その光景に驚く、カーネル・ミヌそして、黒騎士達・・・・
「なんてやつだ・・」
「え!!」
その時だった。
ガーン!!!
「ぐぇ?!」
アクバの頭に何かが直撃した。
ミナムが投げた大きな岩がアクバの上から直撃した。
気を失ったアクバは、墜落しその岩の下敷きになった。
すぐさま、ミナムと黒騎士は、アクバを縛り、ヤマト姫は結界を張った。