リーマン戦士、再び
武器庫に放り込まれたミナム・・
やがて、起き上がり、あらわになっている股間をどうしようか考えていた。
やはり、あれを着るか・・・
とりあえず服を着たミナムは、武器を探していた。
この間まで使っていた剣は、ヤマト姫が持って行ってしまったからだった。
武器庫を歩くミナム、そこには、ブーメラン?が・・・
それと、剣と盾を適当に持ち、武器庫の入り口へ向かった。
その頃、黒騎士団は、苦戦を強いられていた。
「くそ~!!」
必死に立ち向かうソウシ
「ミナム・・・貴様もここまでだな・・・俺が食べて、霊力の足しにしてやる。」
上空のアクバは、新たに攻撃をしようと準備をしていた。
「斎宮様・・・どうにかならないのですか?」
「アクバは・・・のう・・」
「アクバって?」
ミヌがヤマト姫に問いかける
「アクバは、神馬と表裏一体なのじゃ・・・」
「それって?」
「悪魔に仕えた馬のことじゃ・・」
「じゃぁ・・」
「能力は、神馬と変わらないのじゃ。」
そうこうしているうちに、アクバが最後の攻撃をかけようとしていた。
「これでも食らえ!!!」
ズドーン!!!
一撃目をかろうじてよけるソウシにすぐ差し迫ってきている第2波をよける体力はもはやなかった。
もう・・だめだ・・・
ズドーン!!!
「やったか?」
上空から見ているアクバ・・・ソウシの姿を探すが見つからない。
「どこへ逃げた。」
立ち込める煙の中・・・ソウシを抱きかかえ、一人の男が立っていた。
気がつくと、スーツにネクタイをしている男の手の中に包まれていたソウシ・・・
その男がミナムであることに驚く。
「大丈夫か?」
「ああ・・」
ミナムは、すばやく動き、近くの黒騎士にソウシを渡した。
「やい!!!バカ馬!!!」
その声にムッと反応するアクバ・・・
その声の主はミナムだった。
「あのバカ・・・・アクバを怒らせてどうする?」
頭を抱えるヤマト姫・・・
「貴様!!!!今なんていった?」
「俺がミナムだ。そんなことも気づかないバカ馬!!」
「貴様!!、俺を怒らせたな。これでも食らえ!!!」
火の矢をミナムに向け放った。
ミナムは、その火の矢を刀をバットのように振り打ち返した。
ギャン!!!
その矢を何とかファールしたものの、刀はものの見事に曲がってしまった。
「何がミナムだ!!すぐにあの世へ送ってやる。」
アクバがそう叫んだ瞬間、ミナムが飛んで、アクバのそばまで来た。
そして、蹴りを入れた。
グシャ!!
そのまま、アクバは、地面に叩きつけられた。
「斎宮様!!ミナムが!!とんでます。」
「ああ・・なんというやつだ。」
地面から立ち上がったアクバが再び飛び上がってきた。
「貴様!!」
そして、ミナムも飛び上がり、再び格闘をしようとした。
ふっと目の前から消えるアクバ・・・
「どこだ?」
「ここだよ!お返しだ!!」
今度は、アクバがミナムに蹴りを入れた。
「うわ~!!」
そのまま地面に叩きつけられたミナム・・・
「おわったかな?手間かけさせやがって。」
上空で、ミナムが落ちた位置を確認するアクバ・・・
「ミナム~!!!」