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リーマンクエスト  作者: Seabolt
英雄はつらいよ
38/201

ぢたばた

その頃、物陰に隠れていた。


カーネルとミヌ・・・


その後ろから怪しげな手が近づいていた・・・


「どうしよう・・ミヌ・・・」


「あれって・・黒騎士よね。」


「そうよ・・」


そう言いながら二人は、ミナムの元へ行こうかどうか迷っていた。


その時だった。


怪しげな手が二人のお尻をなでた。


ぞくっとした二人・・・


「「きゃーーー!!!!」」


二人の悲鳴があたりの静寂を破った。


あっという間に黒騎士団に囲まれた二人・・・


「ミヌ!!何、人のお尻触ってるのよ!!」


「カーネルさんこそ!!!見つかったじゃない!!」


二人はそんなことお構いなしで、喧嘩を始めた。


言い合ってい場合か普通・・・二人の行動を見て・・・あきれる黒騎士達・・・


「そこの3人、何している!!」


「えっ?3人?」


声を合わせ不思議そうにお互いを見つめるカーネルとミヌ・・・


ふと後ろを見ると・・そこには、ヤマト姫の顔が・・・


「わ~!!!ばけもの!!」


驚き悲鳴を上げる二人。


パカン!!


パカン!!!


次の瞬間、二人頭からいい音がした。


「いた~い!!」


頭を抱える二人・・・


「だれが!!化け物じゃ!!誰が!!!」


怒るヤマト姫に二人は、


「ごめんなさい・・・斎宮様・・・・つい・・本音が・・」


「なに~!!!」


パカン!!


パカン!!!


再び、二人頭からいい音がした。


その光景を見ていた黒騎士達


「あれが・・・斎宮様か・・・」


そこへ武器庫からミナムとソウシが出てきた。


ミナムを見た二人


「カーネル!!」


「カーネルさん!!」


そう言って、ミナムに近づこうとした。


それを阻む黒騎士・・・


「なによ!!」


しばらくにらみ合いをする黒騎士と3人・・・


そこへソウシが大声を上げた。


「下がれ」


その言葉に、従いスーッと下がる黒騎士達。


「これは・・・斎宮様、お目にかかれて、光栄です。」


「相変わらずじゃな・・・ソウシ」


ソウシがヤマト姫に頭を下げたときだった。



「貴様がミナムか!!」



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