カーネルとミヌ
木陰で泣いているカーネル
何であんな奴と・・・
Hしちゃったの・・・
そう思っても・・・
記憶がないだけなお悔しい・・
自分が惨めで仕方がない。
最低!!!
あんな奴・・
そう思っても
つらく。悲しみが襲ってくる。
その後ろから
「カーネルさん・・・」
ミヌが声をかけてきた。
「なによ!!!」
ミヌを見ようとしないカーネル
「カーネルさん!!」
ミヌは、カーネルの両肩を持った。
しかし、視線をそらすカーネル
「Hした後ってどんな感じだった。」
「はぁ? どういう意味?」
ミヌの質問に戸惑うカーネル
ミヌは、うつむいて・・・
「Hしたみたいなんだけど・・・・まったく記憶がないの・・
というか・・・体とかもぜんぜん・・・」
言葉がだんだん小さくなるミヌ・・・
「それって・・・」
わたしと同じと言いそうになり、飲み込んだカーネル・・・
「初体験なのに・・・まったく記憶がないの・・・」
「ひょっとして、ミナムの世界に行った時の話。」
「うん・・歓迎の宴の後、目を覚ましたら、ミナムの世界だったの。
気がついたら、ミナムの横に寄り添って寝てたの、しかも、裸で・・」
「えっ!!、ちょっと待って、さっきも裸だったわよね。」
「うん・・」
「ミナムの世界からのいつ戻って来たの。」
「向こうですぐに眠たくなって・・・気がついたら・・・」
しばらく、考え込むカーネル。
ひょっとして、あの時、わたしもHしていなかったのかしら。
「どうしたんですか?」
「ひょっとしたら、向こうへ移るとき服が脱げるのかも・・・」
「えっ?」
「だから、裸になっていくってこと・・」
「じゃぁ・」
「Hしてないかも。」
「でも・・・それは、憶測でしょう?」
「わたしも同じだったから・・・・」
「でも・・・」
「そんなに疑うの。」
カーネルは両手に腰をあて、ミヌを睨んだ。
「そんなことないわ。」
なんとなく納得がいかないミヌの様子を見て
「じゃぁ、調べてあげるわ。」
「えっ・・・調べるって?」
カーネルの言葉に戸惑うミヌ・・・
「わたしが見てあげるわ。あそこ見せて」
そう言って、カーネルはミヌのスカートをまくった。
「きゃー!!やめてください!!」
慌てて、めくれたスカートを抑えるミヌ・・
「もうっ!!!」
「ははは・・ジョーダンよ」
そう言って、カーネルは手を差し伸べた。
「これは・・・」
「わたしも同じよ」
「カーネルさん・・・」
二人は握手をした・・・しかし、その手にはかなり力が入っていた。
「負けないわよ」
「わたしこそ・・」