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リーマンクエスト  作者: Seabolt
英雄はつらいよ
33/201

御前会議

「まず、戦況を・・・」


右大臣が話をはじめると真っ先のその言葉をさえぎったのは、ミカドその人だった。


「総攻撃せよ!!すべて抹殺するのじゃ!!」


その言葉に右大臣も話しができない状態になった。


そこへ入ってきたのは、前の右大臣フトーだった。


「ミカド様・・・落ち着きなされ」


「おお・・フトーか丁度よかったぞ。」


「ところで、ワカタケルはどんなことを言っておるのですか。」


「そうじゃ・・どうなっておるのじゃ」


「恐れながら申し上げます。ポメラを占領したワカタケルは


自らを新王となのり、ポメラをギオンと称し、独立・・・


兵力は、約1万と思われます。」


そう説明をする陸軍大臣。


「1万・・・」


どよめく・・・議会・・・・


そこへ・・・ヤマト姫が現れた


「なにをしておるのじゃ・・・」


「さ・・斎宮様・・・」


「おばさま・・・どうして、ここへ?」


ヤマト姫の登場に驚いているミカド、一方で、その言葉を聞いて呆れるヤマト姫、


「おぬしが呼んでおいて、何を言うのじゃ!!」


「えっ・・・」


「ほれ・・」


そう言ってミカドに通達を見せるヤマト姫


「ミカドよ・・何うろたえておるのじゃ・・」


「あ・・・いや・・・」


ヤマト姫の言葉にたじろいでいるミカド・・・


そんな姿を見て、ヤマト姫は、ため息をつき、そして、フトーのほうを見た。


「フトー、どうじゃ。」


「1万の兵とは・・・ポメラにも内通者がいたのでは・・ひょっとすると」


「何をいっておられるのですか。」


そういったのは、ポメラの長であった。


「これは、ポメラの長・・・どうして、あなたがここに?」


フトーは、やんわりと質問をする。


「たまたま京へ戻る用事があり・・・」


「ほう・・たまたま・・ねぇ・・」


「もうよいではないか・・」


今度は、ミカドか言葉をさえぎってきた。


「とりあえず、ワカタケル討伐隊を直ちに派遣せよ。」


「はっ!!それでは、アキ大将率いる第一師団1万を討伐隊とし、派兵します。」


「そうか・・頼んだぞ・・・」


こうして、御前会議が終了し、第一師団の派兵が決まった。


しかし、これが悲劇の始まりだった。


数日後、第一師団全滅の報告が入った。


アスケ原に到達した第一師団・・・・


彼らを待ち受けていたのは、第一師団の3倍の兵力・・・・


ギオンは、すでに第一師団のルートで待ち構えていたのだった。


そして、アスケ原に進軍した第一師団を3方から囲んだ


しかも、その戦力の中心に強力な兵力が・・・


第一師団はなすすべもなく、全滅した。




「何!!全滅じゃと!!!」


今にも切れそうなミカド・・・・


というより切れていた・・


「それでは・・・坂上田次郎を行かせましょう。」


陸軍大臣がこの男をを推薦した。


「あの・・勇猛果敢な・・・」


陸軍大臣の言葉に納得するように話す右大臣・・・


しかし、ミカドは、納得がいかない。


「黒騎士団をだせ!!」


「陛下・・・!!」


皆がその言葉を止めようとした


「黒騎士団を出すのじゃ!!」


言うことを聞かないミカド・・


「それでは。トモチカ率いる2番隊を出します。」


こうして、第2次伐隊が決定した、




御前会議が終わり、マヤザキがその場を去ろうとしたときだった。


「マヤザキ 来るのじゃ」


ミカドに呼び止められたマヤザキ・・・


「早くミナムをなんとかせよ。」


「ミカド・・・」


「何じゃ」


「私に妙案が・・・」


「ほう・・・」


「ミナムを討伐隊にいれては?」


マヤザキの言葉に顔が曇るミカド・・


「どういう意味じゃ・・」


「ミナムは、まだ、叛旗を翻したわけではない。」


「ほう・・しかし、いつ翻すか。」


「ですから、英雄として、京へ迎え入れるのです。」


「は?やつを京へとな?」


「そして、討伐隊として、参加させるのです。」


「ほう・・毒をもって毒を制すか。」


「左様で・・・」


「そうか・・ぬかる出ないぞ・・・」


「はは~!!、早速、ソウシ率いる3番隊をカモベ村へ向かわせます。」



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