英雄・・そして
ミナムと二人でいるミヌ・・・
「え~!! 斎宮様・・・刀を持って行っただけ。」
「そう・・」
ヤマト姫の行動にあきれるミヌ・・・
もうっ・・・とミヌが思っていると
「ミヌ・・・大丈夫か」
ミナムの語り掛けに、さっきまでの自分の行動を思い出した。
しばらく、黙り込むミヌ・・
「大丈夫か あたま」
にこやかに話しかけるミナム
「えっ?」
その言葉に拍子抜けするミヌ
「だから、あたま大丈夫か?」
そういって、ミナムはミヌの頭をなでた。
ドキッとして固まるミヌ・・・
「大丈夫・・で・・す・」
小さい声で返答をした。
その時だった。
「ミナム様!!ミヌ様!!」
ミヌの後ろから大声と共に、一人の男が入ってきた。
慌てて、ミナムから離れるミヌ・・・
その男は、ゴリアテだった。
「先日は、本当にありがとうございました。ささやかですが、簡単な宴を催すことになったので、」
「うたげ?」
「はい。そこで、主役である、ミナム様、ミヌ様を呼びに来たんですよ・・・」
「そうか・・」
こうして、二人は、カモベ村の宴に出ることになった。
「我らの英雄ミナム様にカンパーイ!!!」
この合言葉と共に宴が始まった。
一方、カーネルは、滝に打たれていた。
ミヌのやつ・・・抜け駆けしたら承知しないわよ・・・