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リーマンクエスト  作者: Seabolt
リーマンから英雄?
27/201

英雄誕生 後編

その光景を見た、頭領ミドリは、驚いた。


「兄じゃ・・・またれい・・」


ハキオが前に出た。


「ミナム!!わしが相手じゃ!!!」


ミナムの前に現れたハキオ・・・身長は軽く5mを超えていた。


金棒を片手にミナムに襲いかかるハキオ、


「わっ!!」


「えーい!!この野郎!!」


「わっ!!わっ!!!」


ハキオの攻撃を何度かよけたミナムだったが、遂によけきれず、




ギーン!!!




刀で受け止めた。


やはりでかいだけある。前のゴリアテより力はある・・・


そう思うミナム


その様子を見たミドリ


「ほう・・あれを受け止めるか・・・」


次の瞬間だった。



ギン!!!




ミナムが刀をつき返したとたん、ミドリはその光景にわが目を疑った。


金棒を跳ね返されたハキオの体は宙を舞い、数メートル後ろへ噴き飛ばされ、


どすーんと後ろの壁に叩きつけられた。


倒れこんだハキオ・・・頭を振って身を起こした。


そして


「この~!!」


金棒を振りかざし、再びミナムに襲い掛かった。


パシッ!!!


今度は、その金棒を素手で受け止めたミナム・・


ぐっと・・金棒を押し返しハキオの前に近づいた・・・


両手で持っていた金棒を片手で押し返されたハキオ・・・


ただ驚愕するハキオ


「えっ・・・」


ミナムは持っていた金棒を思いっきりハキオの方へ押し返した。




ゴーン!!!




跳ね返された金棒は、ハキオの顔面を直撃し、ハキオはその場に崩れ落ちた。


「ハキオ・・」





「行くぞ!!ヒイラ!!」


「おう!!」


ミナムの前に現れたミドリ・・・


「貴様がミナムか・・・」


「あんたが両刀使いの変態か?」


「貴様、死にたいらしいな・・・」


そう言って、ミドリは刀を抜き両手に持ち構えた。


両刀ですばやく切りかかるミドリ、それをよけるミナム


ギンという音と共に剣先を火花が舞う。


一方、ミヌはヒイラと対峙していた。


「おのれ~ちょこまかと・・」


ヒイラの攻撃をよけるミヌ・・・


「これでも食らえ!!」


ミヌの足元に、冷凍光線を当てた


ミヌは、瞬時の差でよけきれず足が地面から離れなくなった。


それを見たミナム・・・


「ミヌ!!」


ミナムがそう叫んだとき


「相手はこっちだろう」


一瞬の隙を突いて、ミナムに切りかかった。


「しまった!!」



どす!!



鈍い音がした。



剣でよけきれなかったミナム・・・思わず左腕で受けてしまった。



その時だった。



切られ落ちるはずの腕は、そのまま残っていた。


そして、ミドリの刀がグニャリと曲がった。


「なに!!」


みどりが驚いた時、ミナムはにやりと笑った。


「あ・・・・」


その笑みに血の気が引くミドリ・・・


次の瞬間、ミナムは柄でミドリの横っ腹をどついた。




ガツ!!!




「ぐぁあ!!」と叫び、ミドリは数十メートル吹き飛んで行き、




ドン!!




ものすごい音と共に近くの木に叩きつけられ、気を失った。


ギギギ!!!


木がきしむ・・・


そして・・・


倒れていく木を見ていたヒイラ


するとミナムがヒイラのほうへ向かってきた。


あわてて攻撃の魔法を掛けるヒイラ


ガツッ!!


魔法の攻撃を剣で跳ね返すミナム


「うそだろう?」


何だ?あの剣は!?


ヒイラが驚いた時にはすでに遅かった


気がつくと目の前にはミナムのパンチ。




ゲシ!!!




声も出せないまま・・飛ばされていくヒイラ・・・


やがて地面に叩きつけられ、意識をなくした。


頭領が敗れたのを見た盗賊たちは、その場から逃げ去っていった。


「ミヌ・・大丈夫か。」


ミナムはミヌにスーツの上をかぶせた。


「はい・・・」


戦いが終わり、砦のほうへ向かう二人・・・


村人は二人を歓迎した。




両刀使いのミドリをミナムが倒したことは京まで聞こえていた。


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