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リーマンクエスト  作者: Seabolt
リーマンから英雄?
24/201

ミヌ・・・

一人残ったミヌにヤマト姫は近づき


「ところで、ミナムはどうじゃった。気に入ったのか?」


「はい・・」


少しうつむくミヌ・・・


その様子を見たヤマト姫は、


「早いものじゃ~おぬしがここへ来た時を思い出すのぉ~」


そう言って、ミヌの頭をなでた。


「はい・・ありがとうございます。」


「おぬしをミナムに渡すのはおしいのぉ~」


ただ黙って、ヤマト姫の言葉を聞いていたミヌが


「斎宮様・・・」


声を掛けようとしたとき、ヤマト姫がミヌを抱きしめた。


「すまぬのぉ~、お告げさえなければ・・・わしの・・・」


その言葉に


「斎宮様・・・大丈夫です・・・」


「そうか・・」


ヤマト姫は、ミヌが現れた時を思い出していた。


それはある日のことだった。いつものように斎宮内の勤めを終え


戻ろうとしたときだった。突如、目の前にまばゆい光が現れた。


その光に視界を奪われたヤマト姫・・・


しばらくして、光が消えた・・・そこには、小さな女の子が裸で立っていた。


「この子は?・・・」


そして、近づき


「おぬし・・名は?」


目の前に立つヤマト姫を見て、泣き出すミヌ・・・


やがて、落ち着きを取り戻したミヌにもう一度名前を聞いた。


「おぬし・・名前は・・・」


「ミヌ・・・ここは?」


光の中からあらわれし者・・・ひょっとして、こやつがミナムか・・・


ヤマト姫は、そう思いミヌを育てることにした。


この出会いから年月は過ぎ、


ミヌが育つにつれて、この子がミナムでないことにヤマト姫は気づいた。


しかし、ミヌの魔力体力を見て、ヤマト姫の弟子としてここまで育てあげた。


わが子のようなミヌを見て、


「いいんだな」


「はい。斎宮様。」


「そうか・・・」


ヤマト姫が言った時だった。


「斎宮様!!」


斎宮殿に巫女が慌てて入ってきた。


「一体なんじゃ!!」


「カモベ村に盗賊が!!!」


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