はて・・・
「ははは・・」
由美たちを見送った二人・・・
ミナムがカーネルを見ると真っ赤な顔をしていた。
「まいったね・・・」
「・・・・・」
なんとなくリビングに戻った二人
思わず目が合ってしまった。
互いに見詰め合う二人・・・
「ちょっと・・・トイレ・・」
ミナムが少し離れようとした瞬間だった。
カーネルは思わず背中の服をつかんでしまった。
「あ・・・・」
立ち止まるミナム・・・
ぱっと手を離すカーネル・・・
黙って振り返るミナム・・・
じっとうつむくカーネル
ミナムはそっとカーネルの肩に手をおいた。
見つめあう二人・・・
やがて、両者の顔が近づき始めた・・・・・
そして
カーネルも両目をとじ・・・
二人の唇が近づいていった。
その時だった。
ミナムの上からあるものが降ってきた。
「うわ~!!!」
その声とともに、ミナムはカーネルのほうへ倒れこんだ
次の瞬間
「「いった~」」
そう言って顔を起こすカーネル、そして、自分の状態を見るとミナムの顔がカーネルの胸の中にうずくまっていた。
「ちょっと~ミナム~」
それを見たカーネルがミナムに言おうとした時だった。
ふとミナムの上に何か乗っかっているのが目に入った。
そこには・・・・
パソコンを持ったミヌの姿があった。
「ミヌ?」
「元気だった?」
これがミヌの一言目だった。
「ところで?ミナムさんは?」
カーネルに聞くミヌ・・・
カーネルは無言で、ミヌの足元を指差した・・・・
えっ?と驚き足元を見るミヌ
「ひょっとして?」
黙ってうなずくカーネル・・・
「ごめんなさい・・・」
慌ててミナムの上から降りるミヌ
やがておもむろに起き上がるミナム・・・・
そのミナムを見て
「ミナムさん・・・会いたかった。」
抱きつくミヌ・・・
コホンと横で咳払いをするカーネル・・・
「あっ・・・」
ミナムから離れるミヌ
「ところで、ここはどこです?」