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逢坂の関
「焼けた?」
目の間に業火に包まれている物体を見ているミナム達、次の瞬間、エックスソードが声を上げた。
「逃げろ!!」
再び襲い掛かって来る細く長い触手を避け逃げるミナム達。
「逃げるしかないのか?」
ミナムの問いにエックスソードの回答は
「そうだ!!今は逃げるしかない!!」
ミナム達は走ること100m、するとエックスソードが
「ラム!!今だ!!」
「ファイヤートルネード!!」
再び魔法の攻撃を始めた。再び業火がスレンダーへ向けて発射された。しかし、外れた。
「逃げろ~!!」
「エックスソード殿、攻撃方法はこれしかないのですが?」
走りながらエックスソードは答えた
「奴は、無数の触手を持っていて、それを自由自在に操って攻撃を仕掛けてくる。下手に近づくとハチの巣にされてしまう。ここは、アウトレンジの攻撃で対応するしかない。しかも、奴の動きもそれなりに早い。だから、ヒットアンドウェイしかない!!」
彼の答えにふとアウトレンジ攻撃といううことは、あることに気付いたミナム
「でしたら、別れて戦いませんか?」