目を覚ますと
ミナムが目を覚ますと、懐かしい天井が見えていた・・・
夢か・・・
そう思っていると体の上で何かが動いた。
「だぁ~」
夢じゃない~!!!って、ふと見ると赤子の横にはカーネル、右にはソウシ・・・そして、左にはベッツィー
が・・・そこへ物音に気付いた由美が部屋に駆け込んできた。
「よっちゃん!!帰って!!」
そこまで話して目の前の光景に絶句した。それもそのはず、一同素っ裸で寝ていたからだった・・・そんな俺の顔をつねった由美
「痛てて!!」
「よっちゃん!!どういうことよ?」
そんな騒ぎの中、彼女たちが目覚めた。そして、二人を魔導士にしたことを思い出したカーネルもあわせて、そこは修羅場と化した・・・
――――助けてくれ~・・
「だいたい・・・二人まではいいけど・・・どういうこと4人って?」
「人数の問題じゃないわよ・・・」
しばらく、4人に攻め続けられた俺・・・
ギオンの時の戦いよりかなり非道目に・・・
顔もしばらく晴れた状態で俺は、過ごしていた。そして、数日後、パソコンの光と共にグレースに戻った俺たちを待っていたのは、ミカド達の歓迎の儀だった。こうしてグレースに平和が訪れ、俺の冒険は幕を閉じた。
あれから数年が過ぎた。
今も、俺はあの変なパソコンのおかげでグレースとの行き来をしている。
ソウシとベッツィーはグレースの世界に戻って、ベッツィーが海軍大将にそして、ソウシは陸軍大将にまで出世しているとか・・・
それと不思議な話で・・・
俺が戻る直前にみゆが見つかっていたんだって・・・
そして、俺は、今、ようやく平和な生活を過ごしている・・・って
パチーン!!
鼓膜まで響いたその平手打ちの音と共に俺の右の頬に激痛が走った。
「痛て・・」
振り向くとそこにはカーネルが仁王立ちしていた。
「この浮気者・・・向こうで、また、会っていたでしょう・・二人と・・」
あ!!そうそう・・
ソウシとベッツィーとも結局、未だに付き合うことにって・・・
魔導士の契約は切れないから向こうに行った時は、会うんだけど、するとカーネルが・・・って・・
痛てぇってば!!・・・
あああ・・・
「何言ってんのよ!!」
うぁああ!!
助けてくれ~!!
今まで本当にありがとうございました。