攻防3
やはり・・・やる・・・只者ではなかった・・・
ベッツィーは、剣をかわした瞬間、そう感じた。
気を抜くとこちらが危ない!!
一方、マヤザキもベッツィーの強さに驚いていた。
数度となく、火花を散らすお互いの剣・・・
すると
左・・
耳元の声に驚くベッツィー
え?左・・・その方向を見ると何故か衝波飛んできていた。
うあ!!
慌てて避けたベッツィー
「貴様!!それを避けるとは!!」
そう叫んだのは、マヤザキだった。
「これでどうだ?ヤマタノオロチ」
マヤザキは両手を広げ、8本の衝波を広角に放った。
危ない!!飛んで!!
えっ?声の通り飛ぶベッツィーの足元で8本の衝波は一つに交わって、爆発した。
ちゅどん!!
衝撃で飛ばされたベッツィーだったが軽症ですんだ。あたり一円に立ち込める砂埃・・・相手を見失ってしまった。そこへ再び声がしてきた。
右・・・そう・・・そこよ・・・今!!
「双竜波!!」
「ぐっ・・・」
ベッツィーが放った衝波と共に聞こえてきた声・・・
「何故?分かった・・・場所が・・・」
そう言うと、マヤザキはベッツィーに切りかかると同時に衝波を放った。
マヤザキの剣先は、鎧を掠めただけだったが、衝波はベッツィーに直撃し壁まで吹き飛ばされた。
「ぐ・・・」
徐にたちがるベッツィーに切りかかるマヤザキ、ハット気付いたベッツィーは身をかがめ剣先をかわし、マヤザキの懐に入って、切りつけた。
「貴様・・・に・・負けるとは・・・」
そして、マヤザキは、その場に崩れ落ちた。