攻防2
やがて進軍して行くと要塞内の本丸を守る城門に指しかかった。そこにはマヤザキが立ちはだかっていた。
「ここは通さん!!」
「ここは私目が!!」
そう言って先頭を切って突撃して行ったのは、ベッツィーだった。
「ミナム殿!!早く!!」
「そうわ!!させん!!」
マヤザキがミナムのほうを振り向き攻撃をしようとした瞬間、閃光が彼の前をよぎった。
「くっ!!」
振り向くとそこにはベッツィーの剣がマヤザキに差し迫っていた。慌てて剣を抜き、攻撃を防ぐことが出来たマヤザキ
「おっと待った!!マヤザキ!!ここの相手は私だ!!」
一方、トリニティーと対峙しているソウシも苦戦していた。
―――なぜだ?
トリニティーの場所がつかめない・・・
逃げか隠れするトリニィー
そして
不意を付いて攻撃を仕掛けてくる
うっ・・・
くそ・・・
焦るソウシ・・・
3番隊の仲間もだいぶやられていた・・・
くそ・・・
その時だった・・・
大丈夫、目を閉じて・・・
どこからともなく聞こえてきた声・・・ソウシには聞き覚えがあった。
そして、目を閉じた瞬間だった。再びあの声がしてきた
剣を上にかざして
上?
その時だった。目を閉じたソウシを見たトリニティーは上空から切りかかっていた。
バカめ!!目を瞑るとは!!
次の瞬間、トリニティーの目の前にソウシの剣が突きたてられた。
「うあ!!」
ザ!!
ソウシの剣に串刺しになったトリニティーはその場で果てた。
なんだったんだろう?今のは、そう思ったソウシだったがすぐさま、残りの黒騎士隊を倒し、ミナムの元へ向かった。