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リーマンクエスト  作者: Seabolt
悪夢編
185/201

2030高地での戦い 2

結局、この戦いでギオン軍は、2030高地を撤退せざるえなかった。


そして・・・2030高地を占拠したグレース軍は残るギオン城塞攻略へ進軍して行った。しかし、グレース軍もすでにその大半を先の進軍作戦で失っており、実際に戦闘可能な兵はミナム達の手勢2千と本軍の2千、そして、海上艦隊からの軍約1千に対し、ギオン軍は、まだ、要塞内に1万の兵力を温存していた。そのことを知らないグレース軍本隊は、ミナム達が2030高地を攻略したことに喚起し、何を血迷ったのか、城塞への砲撃をする前に進軍を始めた。


「何やってるんだ?」


「えっ?」


その様子を2030高地で、砲台を設置しているミナム達は見て驚いた。


「どうした?」


「本隊が進軍しています。」


すると本隊からの伝令がまもなくミナム達の前にやって来た。


「将軍からの伝達です。早くミナム殿も出陣せよと」


「バカか?」


「正気か?」


ミナム達の呆れた声に驚く伝令


「えっ?何がですか?」


「正気の沙汰と思えんが・・・」


「何を言っておられるのです・・・今こそ敵を叩く絶好の機会ですぞ!」


「あきれるよ・・まったく崩れていないあの城塞に出陣せよだと・・・単なる自殺行為でわないか?」


「ミナム殿!!それは、聞き捨てなりませぬ!!」


そういうと伝令は、刀を抜いてミナムに切りかかった。それを片手で受けたミナムは、伝令の刀はミナムの手で簡単に受け止められ、しかも、その刀をまるで針金のようにグニャリと曲げてしまった。そのことに驚く伝令・・・


「あ・・・・わ・・・・」


「将軍に伝えよ。早く撤退せよと!!」


「は・・はい・・!!」


ミナムの言葉を聞いた伝令は将軍の元に逃げて行った。


「どうだろう?」


「まず・・・無駄だろうな!!」


「そうだな・・・砲台の設置を急げ、打てる砲台からすぐにギオン要塞めがけ砲撃を開始せよ。」


「急げ!!」


2030高地では、設置した砲台からすぐに砲撃を開始した。


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