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リーマンクエスト  作者: Seabolt
悪夢編
177/201

ワカタケル


「左翼が攻撃されています!!」


この知らせを聞いたワカタケル


「何!!」


くそ・・・右翼ではなく左翼とは・・・


「どのくらいの兵力だ!!」


「ミナムが先陣を切っています!!」


次の伝令が来た。


「ワカタケル様!!左翼第一陣が沈黙、ミナムが砲台を蹴散らした後、約2千の兵に急襲されました。現在第2陣がミナムと交戦中です。」


「なんと言う早さだ!!!」


「このままでは第3陣まで・・・」


「本陣まで、あと三つしかありません!!」


「判った。すぐに行く」


そういうとワカタケルが立ち上がった。


「ワカタケル様!!何もあなた様が出なくても」


「何を言っておるのだ。」


するとまた新しい伝令が来た。


「第3陣も沈黙」


「でるぞ!!」




その頃ミナムは、縦を前にして降り注ぐ砲弾を受けながら第4陣へ突っ込んで行った。


「クオン 行くぞ!!」


「はいな!!」


土飛沫を上げ、第4陣の砲台を叩き壊して行く二人・・・瞬時の出来事に、敵陣は大混乱をきたした。そこへ、ソウシ達が兵力を持って急襲して行った。その勢いはとどまることを知らず本陣へ突入し行った。


まさかこんなことが!!


兵士たちの悲鳴が上がった。砲弾が役に立たない。なんなんだこいつらは、砲弾を受けても効かない、しかも、怪力の二人、片方は、魔法まで、しかも強烈な衝波を撃ってくる。遂に本陣の砲台が崩れ始めた。


「よし!!」


ミナムがそういった瞬間、ミナムが吹き飛ばされた。


「ミナム殿!!」


「痛って~!!」


そう言って立ち上がるミナム・・・二人の前には、ワカタケルが立っていた。


「やってくれるじゃないか!!ミナムとやら!!」


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