ワカタケル
「左翼が攻撃されています!!」
この知らせを聞いたワカタケル
「何!!」
くそ・・・右翼ではなく左翼とは・・・
「どのくらいの兵力だ!!」
「ミナムが先陣を切っています!!」
次の伝令が来た。
「ワカタケル様!!左翼第一陣が沈黙、ミナムが砲台を蹴散らした後、約2千の兵に急襲されました。現在第2陣がミナムと交戦中です。」
「なんと言う早さだ!!!」
「このままでは第3陣まで・・・」
「本陣まで、あと三つしかありません!!」
「判った。すぐに行く」
そういうとワカタケルが立ち上がった。
「ワカタケル様!!何もあなた様が出なくても」
「何を言っておるのだ。」
するとまた新しい伝令が来た。
「第3陣も沈黙」
「でるぞ!!」
その頃ミナムは、縦を前にして降り注ぐ砲弾を受けながら第4陣へ突っ込んで行った。
「クオン 行くぞ!!」
「はいな!!」
土飛沫を上げ、第4陣の砲台を叩き壊して行く二人・・・瞬時の出来事に、敵陣は大混乱をきたした。そこへ、ソウシ達が兵力を持って急襲して行った。その勢いはとどまることを知らず本陣へ突入し行った。
まさかこんなことが!!
兵士たちの悲鳴が上がった。砲弾が役に立たない。なんなんだこいつらは、砲弾を受けても効かない、しかも、怪力の二人、片方は、魔法まで、しかも強烈な衝波を撃ってくる。遂に本陣の砲台が崩れ始めた。
「よし!!」
ミナムがそういった瞬間、ミナムが吹き飛ばされた。
「ミナム殿!!」
「痛って~!!」
そう言って立ち上がるミナム・・・二人の前には、ワカタケルが立っていた。
「やってくれるじゃないか!!ミナムとやら!!」