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リーマンクエスト  作者: Seabolt
悪夢編
172/201

ユウ峠での作戦会議2

皆の視線を浴びたベッツィー・・・しかし、彼女の視線はミナムだけにむけられていた。そして、無言でミナムに近づいていった。その様子を見ていたミナム・・・


「ベッツィー殿?今なんて言いました・・・」


「私も参戦しようか」


そう言うとベッツィーは、いきなりミナムを抱きしめ耳元で「会いたかった」と囁いた。えっ?と驚くミナムをよそに彼の頬を両手で押さえ見つめ、いきなりキスをしてきた。だーー!!なんなんだ?いきなり?驚いているのはミナムだけでなくそこにいた皆が驚いていた。


「ちょっと!!何してんのよ!!」


慌てたミヌは、ミナムとベッツィーの間に割って入った。


「ん?」


そして、二人を引き離したミヌは、ミナムに抱きついた・・・二人の様子を見て不適に笑うベッツィー


「貴方は?」


「ミナムさんの妻です!!」


ミヌの言葉にキョトンとした表情を浮かべたベッツィー・・・しばらくして、笑い始めた・・・


「ミヌ殿が・・・ミナム殿の・・・妻ですか・・」


響きわたる笑い声にミヌはムッとして・・・


「何がおかしいのですか」


笑うのを辞めたベッツィーは、すっとミヌに頭を下げた。その姿を見たミナムは驚いた。


「ミヌ殿・・私をミナム殿の婦人にしてくれぬか?」


「「え?!」」


ミナムとミヌはお互い顔を見合わせた・・・すぐにミナムの首元を掴んだミヌ・・


「どういうことです?ミナムさん・・ひょっとして・・・」


「し・・知らん・・・」


大体なんでベッツィー殿がここにいるんだ?それにおれ自身ベッツィー殿と何も関係ないぞ・・・って

ミヌは怒っているし・・・そうだソウシ殿が・・・って?呆れた顔と言うかなんで俺を睨んでいるんだ?ミナムの視線がそれたのを見たミヌ


「どこ見てるの?本当に何もないの・・」


「う・・うんうん」


ミナムは必死に首を縦に振った。それをを見てぎゅっとミナムを抱きしめふっと笑顔を見せるミヌ・・・


「私は・・ミナムさんを信じます。」


「ふーん・・」


腕を組んで二人を見ているベッツィーは後ろから肩を叩かれた。振り返るとそこにはクォンが立っていた。


「誰だお前・・」


「クォン・・・」


クォンは一礼をすると


「今回作戦もちろん俺も入っているんだろう。」


その言葉にポンと手を叩いたミナム・・・そう以前アクバトして大暴れしたときのことを思い出した。問題はトリニティーだけだ・・・ということは、何とかなる。


「ヒョウドウ殿!!俺とミヌ、クォンで打って出ます。もし、苦戦しているようであれば、ソウシ殿、ベッツィー殿の援護を連絡します。ある程度敵を引き寄せたときに俺がこの花火で合図します。すると、山頂の大筒から一斉に砲撃を始めてください。」


「ミナム達は?」


「俺たちは合図をするとすぐにひきかえしますから・・・」


「わかった・・・しかし、こんな方法で、黒騎士団を壊滅できるのか」


「壊滅は出来ないでしょう・・・しかし、多少は損害を出せるでしょう・・・それに、クォンもいるし」


「クォン?彼か・・彼がどうした?」


「クォンはあの時のアクバですよ・・」


「えっ?」


「だから戦力的には十分勝算がありますから。」


「わかったミナム殿に従おう」


こうして、会議は終った・・・


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