二人の花嫁・・
ミナム、ミヌ、ソウシは、由美にある場所に連れて来られた。そこは、以前ミナムとカーネルが写真を撮った場所だった。見たこともない居場所を見て不思議に思うミヌとソウシ
「ここは?」
振り返えった由美は、ミヌとソウシの手を引いて、こっちへ・・・
「えっ?」
驚く二人がミナムを見るとにこやかに手を振っている?どこへ連れて行く気だ。そう思った二人は、
少し抵抗したが、由美に簡単に引きづられた。そして、あっという間にある部屋に連れ込まれた。そこは、部屋の真ん中にカーテンがあり、その向こうの壁には鏡がはってあった。―――なんなの?この部屋は?見たこともない部屋戸惑うミヌとソウシ、そして、ミヌは由美手を引かれをカーテンの向こう側へ連れて行き、いきなりカーテンを閉じられた。いきなり連れ込まれてミヌは、思わず抵抗した。
「もう・・・なんで抵抗するの?」
「えっ?・・だって・・・」
急に服を脱がされ慌てるミヌ――――抵抗するわよ・・・いきなりこんな部屋に連れ込まれて、
「あ・・・!!!」
服を脱がされ思わず声を揚げたミヌ・・・その声を聞いて驚いたソウシは、カーテンの向こう側へ飛び込んだ。するとそこには、純白のドレスを身にまとったミヌの姿があった。それに見とれるソウシ・・・その様子をにやりと笑みを浮かべ見ていた由美・・・そして、ソウシの顔を見て、――――ついでに・・・やっちゃお・・・
ミナムの前に現れたミヌ・・・・その姿をミナムに見られ、恥ずかしそうにしていた。ミナムの横でじっと俯くミヌに・・・
「きれいだよ・・・」
そっとミナムが呟いた・・・その言葉に顔を赤くしたミヌ・・・
「とりますよ・・・」
しばらく二人で写真を撮っていた。そして、写真を撮った後・・・二人で少し休んでいると・・
「じゃじゃ~ん!!!」
由美の声がした。振り返るとそこには花嫁姿した人物がいた・・・・そう・・・ソウシだった。
「きれいでしょう・・・」
ソウシの姿に驚く、ミナムとミヌ・・・最初に声を出したのはミヌだった。
「ソウシさん・・・きれいです・・・」
「えっ・・・」
「きれいですよ・・ソウシ殿」
「ばか・・」
ミナムの言葉に顔を赤らめるソウシ
こうして、3人で記念の写真を撮った。そして、4人は夕食後ミナムの家についた。
「お疲れ様・・・じゃぁ・・・」
そういい残して、由美は家を後にした。そして、次の日、由美が残りの写真をもってミナムの家に来るとすでに3人の姿はなかった。
「また向こうの世界に行ったか・・」