ソウシ現代へ
屋を見回したミナムはパソコンがないことに気付いた。
「ない・・・」
「どうしたの?」
「パソコンがないんだ・・・・」
「パソコンって?」
「あっちの世界と行き来する道具だ。」
そう言って、ミナムは両手で頭を抱えた。そんな時だった。由美がボソッと言った。
「そんなことより・・」
「そんなことって?」
「その粗末なもの何とかしてよ・・・」
由美はミナムの下半身を指差した。そして、ミヌのほうを振り向き。
「みぬちゃんも・・」
「おわ・・」
「きゃー!」
慌てて前を隠す二人だった。
「とりあえず、服を着て食事に行きましょう。」
「あれ?旦那は」
「急は遅くなるって・・・」
3人は食事に行った。
グレースでは、ミナム達が消えて数日が過ぎていた。ソウシは一人自分の部屋で考え事をしていた。目の前のの黒い箱・・・こいつが光りだして私をミナムの世界に連れて行った。確かにそうだ・・・と
あのときのことを思い出していた。しかし、これをどうやって動かすのかソウシにはわからなかった。思わずその舞台を開くと。片方いは黒いものがそして、もう片方にはボタンが一杯敷き詰められていた。どうしたらいいんだろう?そう思いながらソウシは、チョコチョコと触ってみた。するとパソコンは輝きだした。
久しぶりにファミレスに入ったミナム・・・
「なつかしいなぁ・・」
そう言って、食事をほおばっていた。ミナムの言動に不思議な顔をする由美
「まだ、いヶ月くらいしか経っていないのに・・・」
「えっ?俺はあれから1年たっていたんだよ。」
「一年?何言ってるのよカーネルさんと写真を撮ってから一ヶ月しか経ってないわよ。ところでミユちゃん」
そう言って由美はにこやかな顔をしてミユの方を見た。キョトンとしてただ目をパチパチとさせるミユに由美は顔を寄せた。
「顔が近いです・・由美さん・・」
「きれいな格好をしたくない?」
「きれいなって?どんなっ格好ですか?」
「ほら・・・」
そう言って由美は携帯の画像をミユに見せた。その画像は、純白のドレスを着たカーネルだった。
「カ・・カーネルさん・・」
その言葉に驚いたミナムは由美を指差し。
「お前・・・その画像・・・」
「そうよ・・・どうするミユちゃん・・着たいわよね・・・」
その画像をまじまじと見るミユ・・・カーネルさん・・きれい・・・そう思っていると
「ミユちゃんも着れるわよ・・」
「本当ですか?」
「ええ・・じゃぁ・・早速明日準備するから・・・」
こうして3人は食事を終えそれぞれの家に帰った。