由美とミヌ
ミヌの言葉を聞いた由美は怪訝そうな顔をして、後ずさりしながら近くの椅子に座った。
「どういう意味?」
「わたし・・ミナムの2番目のお嫁さんなんです。」
由美は目をぱちくりとして視線を横に反らし、溜息をついた。そして、左手で頭を抑えた。由美はそのことを理解するのに少し時間が掛かった。
「待って、それってよっちゃんは、カーネルさん以外にミヌちゃんもお嫁さんにしたの?」
黙って頷くミヌ顔を見て、由美も流石に呆れてきた。よっちゃんってそんな奴だったのそう疑問が残った。
「ひょっとして、Hも?」
再び黙って頷くミヌ
「ミヌちゃん!!それでもいいの?」
ただ頷くだけのミヌ
「それって・・・カーネルさんの代わりじゃないの?」
その言葉にミヌは反応した。
「いいわけないわよ!!!けど・・」
ミヌの力強い声に圧倒された由美、その声はミナムにも届いていた。
「けど?」
「けど・・私は、ミナムさんが好きなんです。ちょっとだけカーネルさんに遅れただけで・・・私は、ミナムさんの伝説を聞いた時からずっと・・・」
しばらく黙り込むミヌ・・・それをじっと見ていた由美はミヌをそっと抱きしめた。
「ごめん・・・よっちゃんのことそんなに好きなのね・・」
「うん・・・」
その声を聞いていたミナム、心の中では、ミヌごめんと何回も繰り返していた。しばらくして、腕の中からぐぅ~という音が由美の耳に飛び込んできた。その音の主を見ると真っ赤な顔をして立ちつくしていた。
「ごめんなさい・・・」
その様子を見た由美は大笑いした。
「由美さん・・・そんなに笑わないでくださいよ。」
「だって・・だって・・・・深刻な・・・・ひ・・・」
大笑いする由美を呆然としてみているミヌ。その時ミナムの部屋の方からガタッと音がした。
その音に笑うのをやめた由美は、音のしたほうを見て。
「よっちゃん!!」
そう叫んだ。そして、由美の視線の先からミナムがばつが悪そうな顔をして現れた。
すぐに由美は、両手でミナムの頬をつねり
「ミヌちゃんまでやっちゃって、しっかり責任とりなさいよ!!」
「ふぁい・・」
ミナムの返事を聞いてその手を離した由美、つねられた頬を押さえるミナムを無視して、ミヌのほうを向いた。
「ところで式上げたの?」
「式?」
「結婚式よ」
「ま・まだです。」
その言葉を聞いてムッとした顔の由美は再びミナムのほうを振り向いた。思わず両手で頬を隠すミナム
「どういうこと!!」
けたたましくミナムを責める由美の後ろからミヌが
「あの~!!由美さん・・・」
「ミヌちゃん。いいの?こんなんで?」
「暇がなかったんです。」
「えっ?」
「出陣式の後、ミカドから私が妻になることを許可されたんです。」
「どういうこと?」
「ですから・・・私は、戦場に向かうその日に、ミナムさんと結婚する許可が下りたんです。」
その言葉を聞いてヒートアップした由美はすぐさまミナムのほうを振り向いて、間髪いれずに張り手を一発食らわした。
「あんたね~!!!そんなことして良いと思ってんの?」
慌ててとめに入るミヌ・・・
「由美さん待ってってば・・」
「ミヌちゃん!!どうして許せるの?」
「私たちの国では2番目以降の妻に対しては、許可がいるんです。」
「えっ?」
ミヌの説明でようやく落ち着いた由美・・・
「そうだったの・・・」
そういった瞬間再びミヌのおなかがなった。