現代に飛ばされて
久しぶりにミナムの家に来た由美。やはりいないか・・・そう思って、念のためにミナムの部屋をのぞいて驚いた。そこには、ベットの上でミナムと美女が裸で寝いていた。目の前の光景に呆れる由美は腰に手を置いて、一喝した。
「よっちゃん!!!」
ミナムは彷徨っていた。何か暗闇の中をそう・・カーネルの姿を追い求めて、そして、カーネルの後姿を見つけ捕まえた。そう思うとカーネルはいない。再びカーネルの姿を探している・・・そのうち何故か自分を呼ぶ声がした。しかも聞き覚えのある声、カーネル・・そう思いながらミナムは、目を開けたかすかに入ってくる映像、そこはミナムが住んでいた部屋だった。そのこと困惑しているとその中に由美が怒った顔を認識した。驚くミナムが起き上がろうとすると起き上がれない・・
「何時まで寝てるの!!」
由美は思わず布団をはがした。
「あっ・・・」
「えっ?」
「何やってるのよ」
そう叫んで後ろを向いた由美。ミナムもその状態を見て驚いた。裸でミヌと抱き合っていたのだった。しかも、ミナムの元気になっているあれを握っているのに気付いた。
由美のそんな叫び声を聞いたミヌがようやく目を開けて自分お左手を見て叫んだ。
「きゃー!?」
慌てて手を離し起き上がったミヌは顔を真っ赤にして俯いた。そして、ベットの上にミナムと並んで座った。そして、ミナムの方をチラチラを見ていた。その様子を見ていた由美はいい加減に切れかけていた。
「おほん!!」
席がする方を見たミナムとミヌは、血の気が引いた。鬼の形相をした由美が立っていた。
「何していたの?貴方たち?」
「あ・・・」
「よっちゃん・・・カーネルさんは?」
そのことを聞いた瞬間ミナムは俯き黙り込んだ。
「よっちゃんどうしたの?」
様子が変なミヌを揺らした由美、しかし、ミナムの反応がない。そこへ、ミヌが由美の肩をゆすった。
「あの・・・」
「どうしたの?」
ミヌは由美の手を引っ張ってミナムの部屋から出て行った。
「なんなのよ・・」
「亡くなったんです・・・・・」
由美にとってその言葉の意味を理解するにはそんなに時間が掛からなかった。
「どういうこと?」
ミヌの説明を聞いて愕然とする由美・・・・
「そうだったの・・」
「だから・・・」
「でもミヌちゃん・・・ん?」
裸のミヌを見た由美、ある木津をじっと見た。
「な・・なんです?」
「この傷は?」
「あ・・これ?昔からあったの」
「そう・・・ところでミヌちゃんはどうするの?」
その言葉に俯くミヌ・・・しばらく黙り込んでいた。そして、顔を上げると
「私なりにがんばります・・・だって、第2婦人だもん」
「えっ?」