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リーマンクエスト  作者: Seabolt
リーマンから英雄?
16/201

近づく・・・

鳴り響く携帯、ミナムは、その携帯を手に取り、


だれだろう・・と液晶画面を見た。


そこには、杉山の文字・・・


何だよ・・・と思いつつ、携帯をとると


「あっ・・・山本?」と杉山の声が入ってきた。


「なんだよ・・・」


「いいか!!?よく聞いてくれ?」


杉山はあせっていた、こめかみに銃口を突きつけられていたからだった。


「なんだよ・・えらいあせってるな」


「あのUSB持ってるよな?」


「USB?」


「そう・・あのUSB?」


「あの・・て・・・どの?」


「冗談言ってる暇なんかない。会社で見せたやつ・・」


「ああ・・・ちょっと待てよ」


あたりを見回すミナム・・しかし、USBをさしたパソコンが見当たらない。


あれ~?と探すミナムだったが見つけることができなかった。。


「杉山・・・ごめん・・・ないみたいだ。」


「ないって?・・・俺の命がどうなってもいいのかよ。」


「そう言っても・・・」


「頼むから探してくれ・・・後で電話するから」


そういい残し、携帯は切れた。


命?一体どういうことだ?


「ミナム・・・なに今の?」


「ああ・・」とふと自分の置かれている状況に気づいた。


ちょっと待てよ・・・ということは?俺達帰れないのか?


どうしよう・・・カーネルにいえないし・・・


その時だった。一通のメールが届いた。


だれだろう・・・とメールを見るとそこには、血まみれの杉山の姿があった。


そして、


例のUSBを持って来い・・・さもないとこいつの命はないぞ。


そうメールに書いたあった。


やばいぞ・・・これは・・どうしよう・・


「どうしたのミナム?」とカーネルはミナムの携帯を覗いてきた。


そして、その血まみれの人間がいるのみ驚いた。


「なに?これ!!」


そう言って驚くカーネル・・・


「ミナム・・・友達でしょ?」


「そうだけど・・」


「早く助けないと」


「けど・・・」


「けど?」


「あれがないんだ。」


「あれ・・て?」


「あのパソコン・・・」


「そう・・・」


カーネルがそう聞き流そうとしたとき、あれって、ここへ来た時の?


ん?ひょっとして・・・あれがないと・・・


「えっ~!!!??」


驚くカーネル・・・


「どうすんのよ!!あれがないと帰れないわよわたしたち。」


「どうするって・・・ないんだよパソコンと一緒に・・」


頭を抱えるカーネル・・・あなたはいいわよこの世界の住人だもの・・・私はどうするの?


そうあせっていると・・・


再びミナムの携帯がなった。


「どうだわかったか」


「ああ・・」


「明日22時に、山泊岸壁に来い。」


「わかった。」


そして、ミナムは「カーネル・・・」と別のUSBを見せた。


「これは?」


「これに魔法をかけて、あれと同じにしてくれ。」


「でも・・記憶ないわよ、そんなものの。」


そういうカーネルの目の前に一枚の絵が出てきた。


正確には写真を印刷したものだが、


「これ・・は」


「これを真似て、それと、向こうの世界に移動できるようにと魔法をかけてみて。」


「えっ?」


「やってみてよ。」


「できるかしら?」


「たぶん」


その言葉にカーネルも


「やってみるわ・・」


USBに魔法をかけた。そしてUSBは絵の通りに変化した。

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