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リーマンクエスト  作者: Seabolt
ギオン討伐
135/201

ハン城への道のり

「ソウシ殿、このまま、まっすぐ行けばハン城へ行けるんですな。」


ミナム達は、崩落場所から少し離れた場所で、地図を広げ相談していた。ソウシは、地図のある場所を示した。そこにはユウ城と記しあった。


「ここがユウ城、そして、ここがハン城、丁度これから向かう方向に当たります。」


「しかし、ハン城は、ギオンに取り囲まれてるのでは?」


「その通りですが、ここを見てください。」


そう言ってハン城から一本の道を示した。それをたどるとユウ峠になっていた。


「これは?」


「そうです。この街道が既に使用不能となった今この道しか我々が戻るすべはない。そして、ハン城には3番隊もいる。合流すれば何らかの策がうてるはず」


「行きましょう!!」


その時だったミヌが一言言った。


「ところで、ハン城ってギオンが取り囲んでいるんでしょ?」


「そうですが・・」


「敵陣へ突っ込んでいくわけですか?」


「たぶん。」


「たぶんって」


ミナムは少し怒り気味のミヌの肩をポンと叩いた。


「ミナムさん」


「これしか方法はない。」


「でも・・」


不安そうな顔をするミヌにミナムは笑顔で答えた。


「大丈夫・・・」


「ミナムさんのその笑顔の方がよっぽど心配です。」


「えっ?」


「ミヌ・・・それはどういう意味だ!!」


ミヌの言葉に驚いたミナムを見て、ソウシは腕を組んでうんうんと二回頷いた。


「納得!!」


「えっ~!!!ソウシ殿まで」


ミナムは動揺したどういうことだ俺が一体何をしたと言うんだ!!と叫ぼうとした時ミヌが


「さっきの大爆発・・・」


「あ・・・あれは・・だな・・」


「ほら~」


呆れた顔をするミヌにソウシが後ろから声をかけた。


「案外、敵の裏をかけるかもしれん。」


「そうかもしれませんね。」


ソウシの言葉に頷きミナムのほうを横目で見るミヌ・・・それを見たミナム・・・俺ってこんなものだったのか?とほほと思っていると


「出発しましょう。」



こうしてミナム達は、ハン城に向かった。





その頃、コウリク率いるギオン軍1万は、ハン城を奉仕して、ある人物の到着を待っていた。


「コウリク将軍、早く攻めた方がよいのでは?」


「いや・・なんと言っても、相手は黒騎士団だ。迂闊に手を出すとこちらが痛い目にあう。」


「しかし」


「待てと言うのだ。もうすぐ奴が来る。それまでこの包囲を維持せよ。」


ハン城を包囲し、総攻撃をかけるべく準備をしていたコウリクに報告が入った。


「ユウ峠に動きあり、敵約2000がハン城へ向け進軍した模様。」


「何!!総大将は?坂上か?」


「いえ?クスーキです。」


「そうか・・・とりあえず、ユウ峠への街道へ4千の兵を向かわせろ。それと、チョウハへ連絡」


「了解しました。」


アスケが原で待機していたチョウハにすぐ連絡が入った。


「何!!敵が動いただと!!」


ふん。どうせ陽動作戦だろう。しかし、万が一のことあるな・・・チョウハは考えた。そして、

そういえばカクサンの兵2千はいたな。よし・・・・


「クウソよ!!」


「はっ!!」


「お前に4千の兵を預ける至急にコウリクの元へ向かえ。」


「承知しました。」


「全軍に伝えよ。明日、あの方が来られたら。我が軍はハン城へ向かう。行軍準備」


「了解しました。」





一方、ユウ峠を出発したクスーキに、ギオン軍がこちらに向かっている情報を掴んだ。


「足止め岩までどの位ある?」


「あと一時間くらいです。」


「そうか・・先発隊を急がせよ」


足止め岩。ハン城に向かう途中にある小さな峠で交通の難所である。両側に岩山が競っていて、道の真ん中に大きな岩があり、道幅も狭いときている。ここをとることが今回の目的であった。




ここにギオンからハン城に向かう数人の兵隊の姿があった。その中の一人は魔導士、数人の兵隊と台車に乗せられたというより魔法で縛り付けられた人物がいた。


「大丈夫ですか・」


「う~!!!」


「まぁ・・こんなものだろう・・」

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