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リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海の死闘
120/201

婚儀まで・・・3

ふとわれに返ったミヌの前には、ヤマト姫の顔が・・・・し・・しかも・・・ドアップで・・・


「ミヌよ」


「わぁぁあああ!!!」


ヤマト姫の顔を見たミヌは、驚き腰を抜かした。


パカーン!!


「痛いですぅ!!」


頭を叩かれたミヌは、座り込んだまま頭を抑えた。


「フトーから何を言われた。」


「えっ?」


「一体何を言われたのじゃ?ひょっとしてHなことでもされんじゃ・・」


「えっ?そ・・・そんなことされてませんよ。ただ。」


「ただ・・・?」


「必ず役に立つだろうからと勾玉と鏡と薬を・・・」


こ・・これ以上は言えない・・・自分が怪しいということなんて決して・・・そうミヌが思っていると


「本当じゃろうな・・」


頭をぶんぶんと縦に振り


「う・・・うそじゃありませんってば・・」


ヤマト姫は、ミヌに顔を近づけた・・・ひっ・・・こわいよ~・・・・


「うそじゃないだろうな・・」


「さ・・斎宮様・・ほ・・・本当ですってば~怖いから離れてください・・」


ムカッ!!!


パカーン


「痛いですぅ!!!」


フトーの奴・・ミナムの見張りを頼んだにちがいない・・・まぁ・・いいか・・・そう思うヤマト姫・・ん・・・ミナムの奴、カーネルと婚儀をするということは?ミヌは?


「ミヌよ。」


「はい・・・」


ビクッとしてかまえて涙目でヤマト姫を見るミヌ


「お前、ちゃんとしたんだろうな」


「へ?」


「H・・・」


ヤマト姫の一言に真っ赤になるミヌ・・・な・・・何てこと聞くんですか・・・こんな時に・・・


「・・・・・」


ミヌの様子を見たヤマト姫は


「やったんじゃぁ―――――で・・・何回?」


さ・・・斎宮様・・・か・・・回数まで聞くのですか?そんなにすごまないでください。


斎宮は、また顔をミヌに近づけてきた。


「何回じゃ・・」


「いっ・・・一回です。」


「へ?・・・・いっ・・・一回じゃと・・」


「はぃ・・・・」


ミヌは俯いてしまった。


「ってことは、契りのときだけか・・・」


そういうとヤマト姫は、ニコリとして、ミヌに顔を近づけた。斎宮様その顔もこわいんですけど・・しかし、ミヌの心の声は聞こえない。そして、そっとミヌの手に紙包みを渡した。


「これは?」


「ミナムと二人になった時に、ミナムに飲ますのじゃぞ・・」


「どうやって?」


「それは、飲み物やご飯に混ぜるといい・・・じゃぁ・・検討を祈る」


そう言ってミヌを残してヤマト姫はその部屋を去っていった。


じゃぁ・・検討をって?どういう意味?

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