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リーマンクエスト  作者: Seabolt
南海の死闘
118/201

婚儀まで・・・1

ミナムとカーネルの視線の先には、ヤマト姫とカーネルの両親が目の前に立っていた。――――――な・・・なんで・・・ここにいるんだ?それにこちをじっと見ているし・・・そう思ったらカーネルと目が合った――――――や・・やばい・・・と俺達はぱっと離れた。


次の瞬間、俺達の頭にヤマト姫の杖が飛んできた。




パカン!!




パカン!!



「いった~!!」


なにも頭を叩かなくても・・・・俺達を見たヤマト姫は


「何!!乳繰り合ってんだ!! ( ふ・・・古い!! ) 結婚もしとらんのに!!」


知ってるくせに・・・俺達の関係を・・・・この程度のこと・・・そうミナムが思っていると


「さ・・・斎宮様・・・そんな?」


「なにが・・・そんな・・・じゃ」


そこで俺達を驚かす言葉を放ったのはほかでもないカーネルの父だった・・・・


「斎宮様・・・まぁいいじゃないですか・・・結婚するんですから・・・」


えらくにこやかな親だな~ミナムがそう思っているとカーネルが切り出した。


「ところで斎宮様・・・お父さん・・お母さんまで・・・どうして?」


「それは、お前の結婚式に出るためだ・・なぁ母さん」


「ええ・・」


ちょ・・ちょっと待て?ミナムとカーネルは顔を合わせた、だいたいさっき俺達の結婚は、ミカドから許されたばかりのはず・・・それにカモベ村からここまで3日は、かかるぞ?どういうこどた?そう疑問に思っているとヤマト姫が話し始めた。


「明後日、お前らが結婚すると聞いて、わしらは、先にここへ来たんじゃ・・」


「斎宮様?」


「なんじゃ?」


「その話・・・いつ聞いたんですか?」


「4日位前じゃが・・・どうした?」


「―――――――  ええ!!!」


ミナムとカーネルはその言葉に驚いたが、周りの目は冷ややかだった。


「何をそんなに驚いておる」


ミナムとカーネルはただ顔を見合わせてるのが精一杯だった。


「明日には、村長たちも来るぞ・・・・ところで・・・ミヌは?」


「ミヌですか?本宮様に会いに行くって言ってましたけど・・・なぁ~カーネル」


カーネルもミナムの言葉に頷いた。


「おかしいのう?」


「何がです?」


「わしらは・・・ナラのところによってきたのじゃが・・・ミヌとは会わんかったぞ。」


「へ?」


ひょっとして、ミヌの奴・・・この京で迷子って?


「カ・・・・カーネル」


ミナムがカーネルを見るとカーネルもおどおどしながらミナムの方を見ていた。まいったな

カーネルも・・・・しかし、俺も京のこととなるとわからないしなぁ~


「どうしよう・・」




ちょうどその頃、ミヌは、フトーと会っていた。


「フトー様・・・なんでしょうか?」


フトーはしばらく、ミヌを見ていた・・・気持ち悪いよこのおっさん・・・じろじろ見ているし・・・そう思うミヌに対し、フトーは、こう言った。


「お主・・・ミナムを独占したいか?」


「えっ?」


何を言ってるのこのおじさん・・・大体・・・すでにカーネルさんがいるし~・・・どうにもできないよ・・・そう半ばあきらめているミヌに不思議なことをフトーは言った。


「ミヌよ・・・わしの言うことを聞けば・・・ミナムを独占できるぞ」


絶対、あやしい・・・何考えているの・・・ミヌがそう思っていると


「お主には何もせんから安心しろ・・・」


「どういうことですか?」


「次の出兵の時に、これらを持って言ってほしいのじゃ・・・」


そういうとフトーは、ミヌの前に、鏡と勾玉そして、紙包が数個入っている紙袋を渡した。


「これは?」


「鏡は、魔除けじゃ・・・勾玉も同じ・・・そして、紙包みは滋養強壮薬じゃ」


「どうやって使うのです?」


「鏡と勾玉は常に持ち歩け・・・特に勾玉は首からはずすな・・」


「これは?」


この薬はどうやって使うのと思っているとフトーがにやりと笑い


「ミナム殿が疲れているとき、食事に入れるがよい・・・あとはお前しだいじゃ・・それじゃ・・」


えっ?これだけ?一体何いっているのこのおっさん?そう思っているとフトーが


「そろそろ行くか・・・それと・・・京で迷子になったことにしなさい・・」


そう言ってミナム達のところへ案内された。





一方、ミナム達は、ミヌがいないことに慌てだしていた。


「どうする?」


「どうするって?私たちも京は、わからないし」


「あっ!!ソウシ殿に頼んでは?」


「それが一番かも・・・」


そう言っている時に、彼らのいた部屋がの扉が開いた。一同開いた扉を見ると


そこにはミヌとフトーが立っていた。


「ミヌ!!」





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